【その口臭は疲れが原因かも?】その理由と対策を徹底解説!

【その口臭は疲れが原因かも?】その理由と対策を徹底解説!

疲れたー、というお父さんや男性の口臭が臭かった記憶はないでしょうか?

疲れがたまると口臭がするという人は多いです。

仕事や日常の忙しさに追われて疲労が溜まってしまうと、体に様々な影響が出てきます。

疲労がたまると、口臭もきつくなってしまうのです。

ではなぜ疲労が口臭の原因になるのでしょうか?

なぜ疲れが原因で口臭が強くなる?その理由を解説

   
疲労が溜まると、唾液が減少してしまいます。

唾液が減少すると口の中が乾燥してくるため、細菌が繁殖しやすい口内環境になり、口臭が発生しやすくなります。

また、疲労が溜まると内臓にも影響します。

とくに胃腸はストレスや疲労の影響を受けやすいため、疲労が溜まると胃腸の働きも低下してしまうのです。

  

ストレスで唾液が減少する

   
唾液の分泌など、人間の意識しなくても作用するものは自律神経が働いています。

ストレスがたまると、自律神経に乱れが生じます。

自律神経が乱れると、唾液の分泌量も低下してくるのです。

唾液には自浄作用があり、口の中の汚れを落としてくれたり、細菌の繁殖を抑制する働きをしています。

細菌が繁殖すると口臭が発生しやすくなります。

唾液の分泌量が口臭の原因になるのはこのためです。

ストレスが原因の口臭を和らげる5つの対策法 ストレスが原因の口臭を和らげる5つの対策法

内臓の機能が低下する

   
疲労が溜まっていると、内臓の働きにも影響します。

特に胃や腸は、疲労・ストレスに大きく影響するデリケートな臓器です。

胃や腸の働きも、自律神経が作用しています。

疲労がたまると、自律神経に乱れが生じるため、内臓の働きも低下してしまうのです。

肝機能の低下による「肝性口臭」

  
肝臓は臓器の中でも大切な役割をしています。

肝臓は体にとって代謝・解毒・胆汁の生成と分泌をしています。

中でも重要な役割は解毒で、体にとって有毒なアルコール・薬などを肝臓で分解して尿素に変換しています。

しかし肝臓の働きが悪くなると、これらが分解できずにアンモニアとして体内に残ってしまいます。

残ったアンモニアは徐々に血液に取り込まれて全身を巡り、肺に運ばれ気化され呼吸となり、口臭になってしまいます。

肝機能の低下による肝性口臭はドブの臭い・ネズミ臭とキツイ口臭ですが、肝臓の病気が進行したときの口臭はアンモニア臭がします。

このようなメカニズムで、肝臓が疲れてくると口臭がきつくなってしまうのです。

また肝臓は沈黙の臓器と呼ばれていて、初期の不調では自覚症状はほとんどなく、気付かないまま病気が進行することが多いです。

普段から肝臓に負担をかけないような生活をすることがとても重要です。

以下のような自覚症状がある人は、肝臓が疲れている可能性があります。

  • 疲れやすい
  • いつも眠い
  • ぐっすり眠れない
  • 便秘症である
  • おなかが張り、ガスがたまりやすい
  • 肩こり、首のこりがひどい
  • たまにめまいがする
  • すぐにイライラしてしまう
  • 右のみぞおちが痛い

肝臓の病気は、進行すると生死に関わることもありますので、少しでも自覚症状がありキツイ口臭がした場合は早めに病院を受診しましょう。

【手遅れになる前に】肝臓が原因の口臭セルフチェックと4つの対策 【手遅れになる前に】肝臓が原因の口臭セルフチェックと4つの対策

胃腸の働き低下

  
疲労が溜まっている時は、胃腸の働きが低下している可能性があります。

以下の項目にいくつチェックがあてはまるでしょうか?

  • 脂っこいものが好き
  • 柔らかいものを好む
  • 辛いもの・刺激物を良く食べる
  • コーヒーを毎日2杯以上飲む
  • 飲酒・喫煙の習慣がある
  • 満腹まで食べ過ぎてしまう
  • 睡眠不足が続いている

これらの項目にチェックが多い人は、胃腸の働きが弱っている可能性があります。

胃の働きが低下すると、胃は消化不良を起こしてしまい、食べたものが消化しきれずに胃の中に残ってしまいます。

残った食べ物は胃の中で異常発酵を起こして、悪臭ガスを発するようになります。

このガスが胃壁から血液に取り込まれ全身を巡り、肺に達して気化して呼気となり、口臭となってしまうのです。

腸の働きが低下すると、腸内に悪玉菌が増えて、排泄物が腸内に溜まってしまい異常発酵を起こして悪臭ガスを発生するようになります。

この悪臭ガスが腸壁から血液に取り込まれ全身を巡り、肺に達して気化して呼気となり、口臭となってしまうのです。

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疲れが原因の口臭|その対策・予防方法とは?

   
疲労が原因で起こる口臭は、まず疲労回復することが1番です。

慢性疲労が続いている人は、以下の対策を実践してみて下さい。

  

質のよい睡眠をとる

   
慢性疲労の人は、うたた寝の連続できちんとした睡眠をとってない場合があります。

人間は眠っている間、深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠を繰り返しています。

深い睡眠の時は、膿も休息しているため心身ともに休まっています。

浅いレム睡眠だけは、体の疲れがなかなか取れません。

ノンレム睡眠の時にぐっすり眠りにつけると、疲労回復に大きく効果があるのです。

 

食事から栄養をとって疲労回復

   
食生活も疲労回復にはとても重要です。

以下の食材は疲労回復に効果的な栄養素が含まれています。

  • タンパク質(肉類・魚類・大豆・卵など)
  • ビタミンB1(豚肉・鮭・たらこなど)
  • マグネシウム(海藻類・牡蠣・ごま・ほうれん草など
  • クエン酸(梅干し・柑橘類など)
  • パントテン酸(レバー・納豆・はちみつなど)

普段の食事にこれらをバランスよく取り入れて、食生活の面からも疲労回復を促していきましょう。

あなたの食生活は大丈夫?不足すると口臭の原因に栄養素 あなたの食生活は大丈夫?不足すると口臭の原因に栄養素

お酒を控える

   
お酒を飲み過ぎることは、肝臓に負担をかけるので肝機能が低下していきます。

肝臓が正常に機能していれば、体内で発生した有毒物質もしっかりと分解・解毒してくれます。

そのためにも、お酒は毎日飲まず、休肝日を週に2日は作るようにしましょう。

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寝る前にスマホやパソコン画面を見ないこと

 
布団の中にスマホを持っていく人も多いと思いますが、寝る直前までスマホやパソコンの強い光を浴びるのは、睡眠にとっては悪影響です。

質の高居眠りに入るためにも、布団の中にスマホを持っていくのはやめましょう。

寝る前にはゆっくりとストレッチを行ったり、α波が出やすいクラシック音楽を聞いたり、リラックスできるように心がけましょう。

疲れが原因の口臭とその対策まとめ

疲労が原因で起こる口臭は、口の中からと内臓からの2つの原因があります。

口腔ケアと内臓のケアをしていきながら、疲労がたまらないように生活習慣を改善し、質の良い睡眠をとるようにして疲労回復を心がけましょう。

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