【放っておくと危険かも?】産後に口臭がきつくなる5つの原因を徹底解説!

【放っておくと危険かも?】産後に口臭がきつくなる5つの原因を徹底解説!

女性にとって出産は人生の一大イベントです。女性の体は出産前後で大きく変化します。特に産後は急激なホルモンバランスの変化が起きます。

ホルモンバランスが影響することの1つとして、口臭があります。産後に口臭がするようになった、という女性はとても多いのです。

産後の身体の変化の中で口臭がひどくなってしまうという現象もあり、どうにか治したいと思っている人も数多くいるのが現実です。

産後の女性の身体の変化によって浮気に走られてしまうという悲しい現実もあります。そうならないためにも女性としての魅力を磨きながら育児に励みましょう。

そして産後の口臭対策は女性としての魅力を損なわないためにできる最も簡単なことです。是非実践していただければと思います。

産後に口臭がきつくなる5つの原因と対策

産後に口臭がするようになったと、ご家族から指摘されて気付くママは多いです。実は、産後に口臭がきつくなるのには、原因があります。まずはその原因と対策を知っていきましょう。

産後の母乳による水分不足

人は1日の水分量として1.5L必要とされていますが、授乳中のママはもう少し水分が必要になります。

赤ちゃんの飲む母乳は、ママの体内の水分量も関係しています。もちろん水分が足りなければ母乳の出にも関係してきます。ですから母乳育児中はいつも以上に多めに水分を摂取するようにしなければなりません。

赤ちゃんが順調に発達するには赤ちゃんの体重1kgにつき150mlの母乳が必要になります。6kgの赤ちゃんであれば900mlの母乳を飲んで成長していきます。ママは、赤ちゃんが飲む母乳の量の水分も補給するとして、自分の分1.5L+赤ちゃんの分900mlで2.4Lの水分量が必要になってくるのです。

産後は、授乳やおむつ替えなどで1日中赤ちゃんのお世話をしていますので自分のことは全て後回しになります。なかなか自分の食事や水分補給が出来ないという気持ちもわかるのですが水分不足になると脱水になってしまいます。さらに唾液の分泌量も減ってしまいます。

口の中の唾液が減ると、口内は細菌が繁殖しやすい環境になってしまうため細菌が増殖し口臭がしてしまうのです。日中赤ちゃんのお世話に追われて水分補給が忘れがちになってしまう、という人は、意識的にいつもより多く水分を補給するようにしましょう。

水分補給におすすめ
  • お水
  • 白湯

ママが飲んだものは、赤ちゃんに母乳として影響します。コーヒーを飲むママの母乳は、なんとなくコーヒーの味がするのです。カフェインは摂取後15~30分で母乳に移行してしまいますので、赤ちゃんが眠りにくくなる原因になります。

アルコールは30~60分で母乳に移行します。特にアルコールは、ママの血中アルコールと同等のアルコールが赤ちゃんにいくことになりますので、水分補給でのアルコールは厳禁です。

水分不足は口臭の原因に!水分不足と口臭の関係

産後の育児によるストレスが原因の口臭

産後はホルモンバランスが乱れているので、気持ちも変動しやすくなっています。さらに赤ちゃんの授乳は3時間おき、眠っても3時間ですぐに目が覚めてしまうので焦りやイライラも出てきてしまいます。それがストレスになってしまうのです。

このようなことが積み重なっていくと産後鬱になるのです。ストレスが自律神経に大きく影響します。ストレスによって自律神経に乱れが生じると唾液にお分泌にも大きく影響してしまいます。

唾液の分泌量が減ると、口内が乾燥して口臭の原因にもなってしまいますので、無理のない育児をしていくようにしましょう。産後のホルモンバランスの乱れは、個人差がありますが産後6か月~1年で徐々に通常の状態に戻ってきます。

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ホルモンバランスの変化による唾液の減少が原因の口臭

出産後の女性の体内では、母乳を出すためのプロラクチンというホルモンの分泌が急増します。赤ちゃんが泣く声に反応してプロラクチンが増えたり、赤ちゃんがおっぱいを飲むたびに乳頭が刺激されてプロラクチンの分泌も増えていき、母乳がどんどん作られるのです。

しかし、妊娠中にたくさん分泌されていた女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンは一気に減りはじめ、通常の状態に戻ろうとします。産後はこのような激しいホルモンの変化が起こり、体内のホルモンバランスは大きく動きます。

ホルモンバランスの変動は心の不安定さと自律神経の乱れに繋がります。自律神経が乱れると唾液の分泌量に影響し、唾液の量が減ってしまいます。このため口臭がするのです。

産後は徐々にホルモンバランスも整っていくので口臭も改善されていきます。体の状態が安定するまでは出来るだけ無理をせずリラックスするようにして、歯磨きやマウスウォッシュなどの口腔ケアをきちんとするようにしましょう。

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ホルモンバランスの変化による便秘が原因の口臭

女性ホルモンの変化により便秘になりやすくなります。便秘とは腸に老廃物が溜まっている状態です。老廃物は長く腸内に留まると異常発酵しガスが発生してしまいます。

このガスは腸壁から血液に取り込まれて全身を巡り、肺で気化され口臭となってしまうのです。ホルモンバランスの変化による便秘対策をしていきましょう。

ホルモンバランスを整えるには
  1. 水分をたくさん取って、便を柔らかくする。
  2. ヨガ・ストレッチなどの有酸素運動素をする
  3. ウォーキングをする

適度な水分補給と運動が便秘解消につながります。

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放っておくと危険!産後ホルモンバランスの乱れによる歯周病・歯肉炎

妊娠中はホルモンバランスの変化で歯肉炎が悪化したり歯周病にかかりやすくなっています。妊娠中はホルモンの変化で歯周病菌がぐっと増えやすくなっていて、さらに唾液の分泌量も減るのです。

そのため、もともと虫歯になりやすい人なども妊娠を機に一気に口内環境が悪化しやすくなっています。さらに産後のホルモンバランスの乱れで歯肉炎や歯周病が進行している可能性があります。

歯肉炎や歯周病にかかると細菌が口の中で悪臭ガスを発生し口臭が生ごみのようなキツイ臭いになります。

歯肉炎・歯周病の可能性がある人の特徴
  • 口臭が生ごみのようなにおいがする
  • 歯磨きをすると出血する
  • 歯茎が赤く腫れている個所がある
  • 歯肉がかゆい
  • 歯肉が痛い
  • 歯と歯の間に隙間が出来た
  • 昔と比べて歯が長くなった、歯茎の位置が下がった
  • 朝起きたとき、口の中がネバネバしている

3つ以上当てはまる人は、歯周病の可能性が高いので、歯科医へ行くことをオススメします。

産後に口臭がきつくなる原因まとめ

産後の口臭がきつくなるのにはホルモンバランスが大きく影響しています。ホルモンバランスの乱れは体に大きな変化が表れて口臭だけでなく髪の毛がたくさん抜ける、肌荒れなど様々なトラブルがあります。

出産後体の調子が落ち着いて来れば自然もとに戻っていくのです。上記の対策を取りながらリラックスした日々を過ごせるように心がけていきましょう。