臭いげっぷが止まらない!そんな臭う口臭の原因は?

臭いげっぷが止まらない!そんな臭う口臭の原因は?

げっぷをしたらとても臭くてびっくりした経験がある人も多いのでは?

げっぷが臭いということは、口臭もひどい可能性があります。

げっぷは生理現象とはいえ、海外ではオナラ以上に嫌われるマナー違反だと言われています。

その口から出てくるげっぷが臭いだなんて、一体なぜなのでしょう?

臭いげっぷが出る原因

げっぷが臭い時ってどんな時でしょう?それは内臓の不調により、内臓の働きに不具合が起きているというサインなのです。

げっぷが出るメカニズム

げっぷとは、胃に溜まったガスや食事と一緒に飲み込んだ空気が、食道を通って口から排出される現象です。

食事をするときに空気も一緒に飲み込むのですが、ガツガツ食べる人は必要以上に空気も飲み込んでいます。

多すぎる空気が胃に入ると、胃の内圧が高まり押し返そうとします。

すると逆流を防止する筋肉が弛緩して、げっぷとして空気が漏れるのです。

通常、健康な時はげっぷは空気の逆流なので臭くはありません。

しかし、げっぷが独特の臭いの時やあまりにも回数が多い時などは、内臓の不調が隠れているかもしれません。

げっぷ、口臭が臭いのは内臓に問題が

げっぷが臭くなる時は、内臓に問題がある可能性が高いです。

以下の項目に心当たりはありませんか?

  • 暴飲暴食をする
  • 早食いである
  • 呑気症と言われたことがある
  • よく噛まないで食べる
  • 脂っこい食事が多い
  • にんにくなどの臭いがきつい料理を食べた
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍を患っている
  • 逆流性食道炎を患っている

当てはまる項目が多い人は、内臓に負担がかかってげっぷが出ている可能性があります。

生活習慣、腸内環境見直して口臭の原因を減らそう!

臭いげっぷが出るのを改善していくのは、生活習慣の改善が大切です。

消化不良によるげっぷ

暴飲暴食をして胃に負担がかかると胃は消化不良を起こし、食べ物が消化されずに胃に残ってしまいます。

胃に残った食べ物が腐敗し異常発酵すると、悪臭ガスを発します。

悪臭ガスは、胃壁から血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され呼吸となり、口臭となるのです。

胃が弱って口臭がしていると、胃で発生したガスであるげっぷも当然臭くなります。

胃の病気によるげっぷ

胃潰瘍・十二指腸潰瘍・逆流性食道炎などの胃の病気は、胃が荒れて胃酸過多になるため、酸っぱいげっぷが上がってきます。

この酸っぱいげっぷも臭いのです。

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呑気症によるげっぷ

呑気症とは、日常生活の中で大量に空気を飲んでしまう病気で、空気嚥下症とも呼ばれます。

呑気症の患者数は500万人と言われていて、自覚症状がない人を含めるとさらに多いと考えられています。

胃に空気が入り込むと、腹部の膨満感でげっぷやおならが大量に排出されるのです。

食事の時に、あまり噛まずに早食いでがつがつ一気に食べる人は、大量の空気も一緒に飲み込むことになります。

それでげっぷが沢山出てしまいうのです。

呑気症の症状が出ると、普段人と話していても急にげっぷが出そうになることもあります。

口呼吸をしている人も、空気を大量に飲み込むので、呑気症になる可能性があります。

また呑気症はストレスも大きく関係しています。

ストレスや過度の緊張がかかると、無意識につばを飲み込んだり歯を食いしばったりします。

その時同時に大量の空気を飲み込んでしまうのです。

仕事や人間関係で悩みを抱えている人は、リラックスする時間を持ち心の安定を図りましょう。

腸内環境を整えていくことも大切です。

弛緩性便秘によるげっぷ

腸のぜんどう運動が弱くなる弛緩性便秘は女性に多く、生理不順や腸内環境の乱れで弛緩性便秘と診断されます。

腸の動起きが鈍くなることによって、それに連動して胃の動きも鈍くなるので、胃の中に食べ物が残りやすくなります。

食べ物を消化中に、消化ガスというものが胃から食道に流れるためげっぷが出やすくなります。

自律神経の乱れによる腸内環境の不調によるげっぷ

胃や腸の働きは、私たちの無意識下で動いています。

それは自律神経によってコントロールされているものです。

悩みや過度のストレスで自律神経に乱れが生じると、胃や腸の働きがコントロールできなくなり、胃酸が過多に分泌されたり、腸の働きが悪くなったりします。

腸内環境の悪化によるげっぷ

腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れて悪玉菌が優勢になると、腸内には老廃物が溜まりやすくなります。

悪玉菌の活動が活発になると老廃物が腐敗し、インドールやスカトールなどの悪臭ガスが発生します。

このガスは、おならになりますが、ガスが腸内を充満すると吐き気やげっぷが出てきます。

この時のげっぷはうんこの臭いと言われます。

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食生活を見直そう

腸内環境が悪化すると、うんこのような臭いのげっぷや口臭がしてしまいます。

口からそんな臭いがしては困りますので、しっかり腸内環境を整える対策をしていきましょう。

腸内環境を整えるには、食生活の改善も重要ポイントです。

肉中心の食生活は、タンパク質や脂質が多くなります。

腸内の悪玉菌は、タンパク質や脂質をエサにして繁殖しますので、肉ばかりでなく、食物繊維の豊富なごぼう・イモ類などの野菜や海藻類を積極的に取り入れるようにしましょう。

また納豆やぬか漬けなどの発酵食品も、腸内環境を整えるには効果的です。

適度に水分を補給しながら、バランスの取れた食事をすることが腸内環境を整えるのにはとても大切です。

適度な運動を

口臭の原因を減らしていくためには、自分に合った適度な運動をすることも大切です。

ウォーキングなどの有酸素運動は自律神経を整えることが出来、ストレスの解消にもなります。

さらに腹筋も刺激されるので、弛緩性便秘の症状を緩和してくれます。

便秘症の人は、1日に 6,000歩あるくと良いとされています。

毎日無理なく、自分に合う適度な有酸素運動を続けていきましょう。

腸内環境を整える

腸内環境を整えるには、善玉菌のエサとなるプレバイオティクスと呼ばれる食品を効率よく摂って、腸内の善玉菌を増やしていくことが重要です。

乳酸菌は善玉菌のエサとなる代表格です。

乳酸菌が多く含まれる食品は以下の通りです。

ヨーグルト

牛乳に含まれる乳糖という糖分をエサにして乳酸菌が繁殖します。

ヨーグルト1mlあたりの乳酸菌の数は1000万個と言われています。

ヨーグルトはオリゴ糖と一緒に摂取することで、さらに乳酸菌が増えていきます。

オリゴ糖は大豆・バナナ・りんご・きゃべつ・タマネギ・はちみつなどに含まれています。

ヨーグルトは、バナナやはちみつを一緒に食べるのがオススメです。

チーズ

チーズにはナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。

ナチュラルチーズ

生きた乳酸菌が入っている

プロセスチーズ

加工の段階で加熱されているので、乳酸菌は死んでしまっている

乳酸菌飲料

乳酸菌飲料も、加工の段階で加熱されているものと加熱されていないものがあります。

加熱処理されていないヤクルトなどは賞味期限が短く、加熱処理されたカルピスなどは賞味期限が長いです。

漬物

ぬか漬け・味噌漬け・キムチなどには乳酸菌がたくさん含まれています。

酸に強い乳酸菌なので、胃酸や胆汁で死なずに、生きて超まで届きます。

甘酒

甘酒には酒粕で作られたものと、お米と麹菌から作られたものの2種類あります。

お米と麹菌から作られた甘酒には、乳酸菌がたくさん入っています。

甘酒は飲む点滴とも言われ、栄養価も高い飲み物です。

善玉菌のエサとなるオリゴ糖・食物繊維などは、人間の持つ消化酵素では消化されないので、腸まで届いて働いてくれるのです。

また腸内環境を整えて口臭を予防するサプリメントを摂ることもオススメです。

腸からの口臭に効くサプリメントは、乳酸菌やビフィズス菌も含まれていて、腸内環境を整えるだけでなく整腸作用もあります。

口臭予防と体質改善のためにサプリメントを飲むこともオススメです。

とくに口臭サプリメントは、口臭の原因に効くように出来ていますので、3日ほど飲むと効果が劇的に感じられるものもあります。

食事とサプリメント、上手に取り入れながら腸内環境を整えていきましょう。

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臭いげっぷは内臓に原因が日常の口臭も臭いかもしれませんよ

臭いげっぷは、内臓の不調に原因があります。

げっぷが臭いということは、日常の口臭も臭い可能性があります。

げっぷは生理的な現象でもありますが、臭いげっぷは、体の不調や隠れた病気のサインです。

普段からげっぷの臭いに気を付けていて、いつもより臭いと思ったら、内臓をいたわる食生活を心がけてください。