人の口臭は食べ物によって大きく左右される事はご存知かと思います。
その中でも、口臭を臭くしてしまう食べ物もあれば、口臭を改善してくれる食べ物もあります。
口臭を臭くしてしまう食べ物は食べ方を工夫すれば口臭を軽減する事もできますし、口臭を改善してくれる食べ物は積極的に食べるべきです。
この記事では、口臭対策になる食べ物と、口臭の原因になる食べ物についてご紹介致します。
目次
毎日続けたい!口臭対策の食べ物ランキングベスト7
身近な食べ物で口臭を抑えたり、防いでくれる食べ物があると便利ですよね。
口臭予防に効果的な食べ物をご紹介します。
口臭予防に効果的な食べ物ランキング
1位 ガム
ガムそのものに消臭成分や抗菌作用があるわけではないですが、ガムを噛むことで口臭抑制に効果があります。
食後にガムを噛むと、歯や歯間や舌についた食べカスを掃除してくれたり、舌にこびりついた舌苔も減らすことが出来ます。
またガムを噛み続けると唾液の分泌量が増えるため、口内環境が良くなるため口臭予防に繋がるのです。
【舌苔はぜったい阻止!】口臭の元凶となる白い舌の原因と対策2位 パセリ
パセリには強力な消臭作用があるアルファーピレンという成分が含まれています。
消臭ケア用品のブレスケアには、パセリオイルを主成分としているくらいパセリには消臭効果が高いのです。
3位 リンゴ
リンゴには消臭成分として有名なポリフェノールが含まれています。
特にリンゴの皮付近にポリフェノールは含まれていますので、リンゴは皮ごと食べることをオススメします。
また食物繊維も豊富に含まれているので、口の中をクリーニングしてくれます。
リンゴは食前に食べることで、ニンニク臭も予防してくれます。
4位 緑茶・紅茶・ウーロン茶などのお茶類
茶葉に含まれるカテキンが、消臭・抗菌作用に優れているため、口臭を予防してくれます。
しかし、紅茶を飲む時には注意が必要です。
紅茶はミルクティーなどにしてしまうと乳製品や糖質が入ってくるので口臭の原因になりかねません。
口臭対策で紅茶を飲む時はストレートで飲むようにしましょう。
5位 牛乳
ニンニク・ニラ・玉ねぎなどアリシンを含む食べ物を食べた場合、アリシンと牛乳のタンパク質が結合して、口臭を抑えてくれる効果があります。
しかし、牛乳などの乳製品は口臭の原因となる反面も持ち合わせています。
先に書いたように、ニンニク、ニラ、玉ねぎなどのアリシンに対して牛乳が効果的だという事を覚えておいてください。
そして、牛乳が口臭の原因になるという事についてもしっかりと理解しておく必要があります。
糖分や乳製品が口臭を発生させる3つの原因と2つの対策方法!6位 パイナップル・キウイ・パパイヤ
パイナップルやキウイやパパイヤなどの南国系の果物には、タンパク分解酵素が含まれています。
この酵素が口の中の歯垢や舌苔を分解してくれるため、口臭の発生を抑制してくれるのです。
酵素で口臭の原因が消える?酵素と口臭の関係7位 レモン・梅干し
レモンや梅干しなどには殺菌作用があり、口臭の元になる嫌気性菌の活動を抑えてくれます。
また、強烈な酸味は唾液の分泌を促すので、口の中の唾液量が増えて口臭を防ぎます。
なぜ唾液が増える事で口臭の予防になるかという点につきましては下記記事を参考にしてください。
口臭の原因は唾液にあった?唾液減少に要注意!対策ならコレ!【厳選】口臭対策に有効な食べ物レシピ
日常で簡単に作れそうな口臭対策に有効な料理、ビーンズサラダをご紹介します。
ビーンズサラダ
- 茹でた金時豆・蒸し大豆合わせて1カップ
- オリーブオイル
- パセリ
- 塩コショウ
- 酢
- レモン汁各適量
- 茹でた金時豆・蒸し大豆をボウルに入れる
- 別のボウルにオリーブオイル・塩コショウ・酢を入れてよく混ぜ合わせてドレッシングを作る
- 1のボウルに2のドレッシングをかけてよく混ぜ合わせる。
- レモン汁をかけて最後に刻んだパセリを散らす
豆類はオリゴ糖を含むため胃腸にも良い働きをします。
金時豆はほかの豆に比べて、鉄分・銅・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルや、食物繊維が多く含まれています。
カルシウムやマグネシウムは、歯と歯周骨を丈夫にして口臭を解消します。
また、食物繊維は腸内の蠕動運動を活発にするため、腸内環境が良くなり、最後にかけるレモンは口内の殺菌もしてくれるため、口臭の改善につながります。
意外と危険!口臭の原因を作る食べ物ランキングワースト7
口臭の原因となってしまう食べ物もあります。
これらが入っていると知らずにうっかりたくさん食べてしまうと、口臭を発してしまうことになります。
普段口にすることの多い口臭を発生する原因となる食べ物をご紹介致します。
1位 ニンニク
ニンニクは、口臭を発生させる代表的な食べ物です。
口臭の原因となる硫化アリルの一種のアイリンを含み、アイリンが代謝されると臭い成分のアリシンとなります。
ニンニクを食べた後は、アリシンの強い臭いがしはじめるのですが、アリシンが腸で吸収されて揮発性硫黄化合物になり、血液を通して全身を巡ってしまうため、口臭や体臭が強烈に臭くなるのです。
アリシンが体から完全に排出されるまでこの臭いが続くため、個人差はありますが完全に臭いがなくなるまで約16時間かかります。
ニンニク口臭は即効性が大事!次の日まで残る臭いを消す5つの対策2位 キムチ
日本の食卓でも良く見かけるようになったキムチは、漬け込むときにニンニクがかなり使われています。
そして漬ける間に発酵しているので、食べた後はかなり口臭がきつくなってしまいます。
3位 ニラ・ネギ・玉ねぎ・らっきょ
ニラ・ネギ・玉ねぎ・らっきょにも、硫化アリルの一種のアイリンが含まれています。
ニンニクほど強くはないのですが、アイリンが代謝されたアリシンがニンニクと同じような臭いの原因となります。
大量に食べると、かなりの口臭を発してしまいます。
【タイムリミットあり!】ねぎの口臭をリセットする対策まとめ4位 お酒
お酒を飲むと、体内でアルコールが分解されてアセトアルデヒドに変わり、血液中に溶けて体中を巡ります。
このアセトアルデヒドが肺に達して呼気として出されると口臭がきつく感じるのです。
酔っ払いが吐く息が臭いのはこのためです。
血液中のアセトアルデヒドが代謝されて、血中濃度が下がるまでは口臭が続きます。
アルコール・お酒が口臭を悪化させる6つの原因と対策を徹底解説5位 コーヒー
コーヒーを飲んでしばらくは息がコーヒー臭くなる経験がある人も多いのではないでしょうか?
これは舌の表面にある糸状乳頭の隙間にコーヒーの粒子が入り込んでしまうからです。
また、コーヒーに含まれるカフェインは利尿作用があるので脱水に似た症状になります。
そのため唾液が減少して口の中が乾燥してしまうので口臭の原因になります。
6位 納豆
日本の代表的な食べ物である納豆は、納豆菌により臭いです。
納豆菌が発酵する時にアンモニア有機酸とイソバレシアン酸という脂肪酸が口臭の原因になります。
菌の働きが人にとって役に立つことを発酵と言い、害になるものを腐敗と呼ぶのですが、どちらも臭いのには変わりありません。
発酵した納豆菌の臭いも結構強烈な口臭の原因になります。
この臭いはアリシンのように体内に取り込まれて臭いを発するものではないので、食事をした後の口内のケアで口臭をかなり減らすことが出来ます。
7位 チーズ
納豆と同じくチーズも発酵食品ですので、口臭の原因になります。
チーズもブルーチーズなどは食べる前からすでに臭いを発しています。
ブルーチーズやプロセスチーズは、チーズそのものの臭いもありますので、口臭の原因になります。
口臭の原因となる食べ物の共通点とは?
口臭の原因となる食べ物は、その素材自体に臭い成分が強いという共通点があります。
その中でも、ニンニク・キムチなどは強力な口臭の原因になってしまいます。
口臭対策と原因別食べ物ランキングまとめ
このように食べ物が口臭の原因になってしまうこともあります。
これらの食べ物に注意しながら食べることで口臭を改善することが出来ます。
これらの食べ物には健康には良いものもたくさんありますので、食べないようにするのではなく、食べた後の口内のケアをしっかりするようにしましょう。
またコーヒーや飲酒は誰もが好みがちな習慣でもありますので、口臭予防の対策も大切です。
口の中が乾燥しないように、コーヒーやお酒を飲むときは同時に水分を取りながら飲むようにしましょう。