ヨーグルトが口臭原因の予防・対策に効果的な理由とは?

ヨーグルトが口臭原因の予防・対策に効果的な理由とは?

口臭で悩んでいる人は男女問わずとても多いです。

そんな口臭が、身近な食べ物で改善出来たら嬉しいですよね。

口臭対策に効果的な食べ物はいくつかあるのですが、その中の1つにヨーグルトがあるのです。

ヨーグルトは発酵食品なので、なんとなくすっぱい口臭がしそうですが、ヨーグルトがどのようにして口臭対策になるのでしょう?

ヨーグルトが口臭原因の予防・対策に効果的な2つの理由

人の口の中には常時300~700種類の細菌が潜んでいて、よく歯を磨く人で1,000億~2,000億個、あまり歯を磨かない人では4,000億~6,000億個潜んでいます。

口の中の細菌は、食事の食べカスをエサにして、タンパク質を分解していきながら繁殖して悪臭ガスを発します。

これが口臭の原因になります。

ヨーグルトに、この口臭を抑える効果があるのです。

口腔内の殺菌効果

口臭を発生する細菌は、口内に潜んでいる悪玉菌です。

悪玉菌の活動を抑制することが出来るのは、善玉菌です。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌なので、口臭の元になる悪玉菌と戦ってくれるのです。

それでヨーグルトが口臭対策に効果的なのです。

腸内環境の改善や便秘解消

ヨーグルトが口臭改善に役立つというのは、腸が原因で口臭がする場合にもヨーグルトに含まれる善玉菌がが活躍します。

腸内にはおよそ1kg分の細菌が潜んでいて、その種類は1,000種類以上、その数は600兆~1,000兆個と言われています。

健康な人の場合、腸内細菌の20%が善玉菌、10%が悪玉菌のバランスになっていて、残りの70%は日和見菌といって、善玉菌が優勢の時は善玉菌の働きをし、悪玉菌が優勢の時は悪玉菌の働きをします。

腸内環境が悪化すると、腸内に潜む細菌のバランスが崩れて、日和見菌が悪玉菌の働きをするようになり腸内に悪玉菌が増加してしまいます。

悪玉菌の働きが強くなると、排便する力も弱まるため、体内に便が残ってしまいます。

この便が腐敗し発酵されて、悪臭ガスが作られます。

便秘症の人はどんどんこの悪臭ガスが作られる環境になってしまいますので、便秘の人のおならや便はとてもきつい臭いがします。

この悪臭ガスは、やがて腸壁から血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され口臭になってしまうのです。

このときの口臭は腸に原因があるため、腸内環境を改善しない限り口臭も改善されません。

腸内環境を改善するのに、ヨーグルトが効果的です。

ヨーグルトの乳酸菌は、腸内の悪玉菌に働きかけ腸内環境を改善してくれるのです。

ヨーグルトに入っている乳酸菌は、胃酸で死んでしまうものも多いため、生きて超まで届く乳酸菌が入っているヨーグルトを選ぶとより効果的です。

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ヨーグルトが口臭の原因になるという説は?

口臭がヨーグルト臭がする時は、食べたヨーグルトそのものが臭いの原因になっているのではなく、口の中に汚れや歯垢が溜まって細菌が活発になっている可能性があります。

食事のあとはしっかりと歯磨きをしましょう。

その時歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間も丁寧に洗浄しましょう。

ヨーグルト臭の口臭の場合、大きな原因としてはヨーグルトを食べたからではなく、歯周病や歯肉炎が原因となっている場合があります。

歯周病や歯肉炎の口臭は、独特のヨーグルト臭がするのです。

また舌の汚れもヨーグルト臭の原因にもなりますので、舌ブラシを使って優しく落とすようにしましょう。

舌の汚れは強くこすりすぎると悪化する可能性がありますので、歯ブラシで舌をゴシゴシこするのはNGです。

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口からヨーグルト臭がするその原因はヨーグルトにある?

口臭がヨーグルト臭がする時は、口内や食べたヨーグルトが原因ではなく、体内に不調がある可能性があります。

ヨーグルト臭の口臭がするときは、臓器の中でも胃の不調が原因であることが多いです。

胃もたれや消化不良の時にげっぷをして、げっぷから酸っぱい臭いがする経験があると思います。

この酸っぱい臭いは胃液特有の臭いで、ヨーグルト臭の口臭になるのです。

ヨーグルト臭の口臭がした時は、胃の機能が低下しているかもしれません。

胃はデリケートな臓器ですので、外的・内的要因が原因となり不調になります。

暴飲暴食は胃の機能を低下させてしまいますのでやめましょう。

またストレスを溜めないようにして、生活習慣を改善していくことも大切です。

赤ちゃんの口臭がヨーグルト臭がする場合は、口の中に残った母乳に原因があります。

母乳はヨーグルトの臭いがします。

赤ちゃんは歯磨きをすることが出来ませんが、成長するにつれて歯磨きをするようになるとすぐに治まってきます。

子どもに小さいうちから歯磨きを教えることは大切なので、毎食後に歯磨きをするように習慣づけてあげることが大切です。

胃酸に負けない!口臭予防・対策におすすめのヨーグルト

せっかくヨーグルトを食べても、胃酸で多くの乳酸菌が死滅してしまうことも多いのです。

しかし乳酸菌やビフィズス菌の中には、胃酸や胆汁に負けない強い乳酸菌もあります。

生きたまま超に届く乳酸菌はどのようなものがあるのでしょうか。

ビフィズス菌BB536

BB536は便秘を改善したい人にオススメのビフィズス菌です。

善玉菌を増やし悪玉菌を抑制するため、便秘解消・アレルギー症状を改善する効果があります。

森永のビヒダスヨーグルトBB536に、この菌が含まれています。

森永からBB536の乳酸菌サプリメントも発売されています。

ビフィズス菌BifiX(GCL2505株)

このビフィズス菌も生きたまま超まで届く菌として、グリコ乳業が自社保有しています。

この菌は体内に取り込まれたあと増殖する力を持っていることが特別な菌なのです。

おなかの中で30倍にも増えると言われています。

腸内にビフィズス菌が増えると、善玉菌の活動が活発になるので、腸内環境が整ってくるのです。

グリコ乳業のBifiXヨーグルトにこの菌が含まれています。

クレモリス菌FC株

クレモリス菌も、生きたまま腸まで届く菌です。

摂取後2週間たっても菌が検出された人が居るくらい、クレモリス菌は生命力が強いのです。

便秘解消・アレルギー症状の改善・アトピー性皮膚炎の緩和に効果があります。

このクレモリス菌FC株は、フジッコのカスピ海ヨーグルトに含まれています。

フジッコからクレモリス菌FC株のサプリメントも通販限定で発売されています。

乳酸菌シロタ株(L.ガゼイYIT9029)

生きて超に届き悪玉菌を退治してくれる有名な乳酸菌です。

O-157の繁殖を防ぐことも確認されています。

風邪やインフルエンザの予防にも効果が期待される乳酸菌シロタ株は、ヤクルト製品に使われています。

乳酸菌LS1(T12711)

乳酸菌LS1は、口の中で生きる乳酸菌です。

体に優しいヒトの口腔由来の乳酸菌で、口腔内の善玉菌を増やすのに効果的です。

歯周病菌にも効果があると言われます。

ライオンからオーラルヘルスタブレットが発売されています。

ヨーグルトを食べる効果的なタイミング

ヨーグルトを生きたまま乳酸菌を腸に届けるためには、食後にヨーグルトを食べるのがベストです。

胃の中は空腹時よりも食後の方が胃酸の濃度は下がります。

沢山の乳酸菌を生きたまま超へ届けたいとき位は、胃酸が薄くなっている食後のタイミングで食べるようにしましょう。

ヨーグルトは1日に100g~200g食べるとよいと言われています。

体に良いからと言って食べ過ぎると、カロリーの摂りすぎにもなりますので、食べ過ぎには注意が必要です。

ヨーグルトが口臭原因の予防・対策に効果的な理由まとめ

ヨーグルトが口臭対策に効果的なのは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が細菌の活動を抑制してくれるからです。

口内の細菌・腸内の細菌ともに、善玉菌を増やすことがポイントです。

腸内環境を整えるのには、ヨーグルトとはちみつを一緒に食べると効果的です。

これは、はちみつに含まれるオリゴ糖がヨーグルトに含まれる乳酸菌のエサになるため、乳酸菌が増えやすくなるためです。

ヨーグルトと一緒にはちみつを食べて、腸内に乳酸菌を増やしていきましょう。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌を増やすのにとても役立ちますので、ヨーグルトを食べて口内環境・腸内環境を整えていきましょう。