口臭はどこまで届く?匂いが届く距離を調べてみた

自分でも気になる口臭。

相手と会話する時など、どの距離まで口臭が届いてしまうのか気になりますよね。

プライベートで、会社でと、生きていたら人と接する機会ばかりです。

口臭があると、相手から臭いと思われないか、と心配になり、口を手で覆ってしまうこともあるかと思いますが、これは相手にとってはマイナスの感情しか抱きません。

コミュニケーションが不安になってしまいます。

一体口臭はどの程度の距離まで届くのでしょうか?

自分の思っている以上に届く会話中の口臭

実際口臭は、自分が思っている以上に相手に届いています。

人との距離を普段は意識することが少ないと思いますが、人と会って立ち話をする時の距離は0.6m、デスクで隣の人と会話をするときも0.6m、会議室での会議での発言時周囲との距離は1.8m、面接時の面接官との距離は2.75mという具合に、自分で思っているよりも近い距離なのです。

また口臭が届く距離も条件によって変わってきます。

生理的口臭が届く距離?

寝起き・空腹時などの口臭は生理的口臭と呼ばれ、誰もが発生する口臭です。

寝起きや空腹時は口内の唾液の量が減少します。

すると口内に細菌が増えてしまい、細菌がメチルメルカプタンなどの悪臭ガスを発し、それが原因で口臭がしてしまうのです。

このタイプの口臭は約30cmの距離まで届いてしまいます。

生理的口臭の場合、口を閉じていればあまりニオイを感じません。

病的な口臭が届く距離?

胃・腸・肝臓など身体の中に不調が起きると、体内で消化不良が起こります。

消化されずに体内に残った物質が腐敗して悪臭を発したものが口臭となります。

このような体の不調から起きる口臭は病的口臭とされ、約1mの距離まで届いてしまいます。

病的口臭の場合、肺から呼気に混ざってくる臭いはそのまま周囲に広がり、蓄膿症などの鼻の病気の場合は、鼻呼吸をしている場合は呼吸と共に周囲に臭ってしまいます。

こうなると会話をしなくても周囲に臭いをばらまいてしまいます。

その臭いは、人と会話をする時よりも遠くまで届いてしまうのです。

胃が原因の口臭

胃が不調になると消化不良を起こし、胃の中に食べたものが残ってしまいます。

胃の中に残った食べ物は腐敗し悪臭ガスを発します。

そのガスは胃の中に充満した後、胃壁を通り越して血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され口臭となってしまいます。

肝臓が原因の口臭

肝臓は体内に取り込まれたアルコールなどの有害物質を分解して無毒化するという解毒の役割があります。

肝臓の働きが低下すると、有害物質が体内に残ってしまい、悪臭を発します。

この悪臭が血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され口臭となってしまいます。

腸が原因の口臭

腸内環境が悪化すると、腸内の細菌バランスが崩れて腸内には悪玉菌が増加してしまいます。

悪玉菌が増加すると便秘症になり、老廃物が腸内で停滞して悪臭ガスや毒素を発生します。

その悪臭ガスが腸壁から血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され口臭になってしまいます。

体の疾患や内臓が原因で起こる口臭は、歯磨きやマウスウォッシュをしても口臭は改善されません。

口臭の根本改善が必要になってきます。

実は4メートル以上も広がる自分の息

会話をする相手と1m以上離れているから、口臭は相手に気づかれないはず、と思いがちですが必ずしもそうではありません。

屋外の場合は口臭が届くことはないかも知れませんが、室内の場合、エアコンや扇風機の風向きによっては4m以上も広がる可能性があります。

臭いが届くタイミングは風向きなどによりタイムラグはありますが、結果的に室内全体に臭いは広がってしまいます。

口臭がきついかも、という場合はエアコンや送風機の風上に行かないようにするなどの工夫が必要です。

くしゃみをする時も唾液の飛沫が飛び散ってしまうため、口臭がある時はより遠くまで臭いってしまいます。

必ず手で口を押えてくしゃみをするようにしましょう。

会話中の口臭の簡単な防ぎ方

仕事の相手との会話では30cmの距離で話をすることはあまりないかもしれませんが、家族や親しい人、恋人との間ではあり得る話です。

多くの口臭の場合、1番の原因は口内の唾液が減少することにあります。

口内の唾液の分泌量をあげるようにすることが口臭の対策になります。

口内には300~400種類の細菌が1000億個以上も存在しています。

唾液には抗菌・殺菌の役割があり、唾液が口の中の食べカスを洗い流したり口内の細菌を殺菌してくれているため、口臭を予防することが出来るのです。

生理的な口臭には水分摂取も効果的

生理的な口臭の対策には、水分を摂取することもとても効果的です。

口内の唾液の量が減ってしまうと口臭がしてしまいます。

唾液の99.5%は水分なので、水分を摂取することで唾液の分泌を促すことが出来ます。

この時の水分は、こまめに少量ずつ摂取することが大切です。

一回で大量の水分を摂取しても、尿や汗で排出されてしまいます。

飲んだ水を体内で唾液として利用するには、こまめに少量ずつの水を飲むことが必要です。

弱い口臭を防ぐならマスクを使用もおすすめ

比較的弱い口臭の場合は、手っ取り早い対処法としてマスクを使用することもオススメです。

強い口臭の場合はマスクの生地越しに臭いが漏れてしまいますが、弱い口臭の場合は臭いが相手に届くことを予防できます。

ただしずっとマスクをして過ごすことも難しいので、口臭を改善していくことも必要です。

マスクはあくまでも一時しのぎと考えましょう。

病的な口臭や、きつい口臭はマスクだけでは防げない

体の中に原因がある病的な口臭は臭いもきついです。

その場合はマスクだけでは防ぐことは出来ません。

内臓に不調がある時に口臭がしてしまいます。

口臭の改善には、臭いの根本原因から改善しなければなりません。

内臓の不調を改善して、正常な働きが出来るようにケアすることが重要になります。

内臓の不調を改善する方法
  1. 暴飲暴食をしない
  2. 7時間の睡眠をとるようにする
  3. ストレスをためずにリラックスすることを心がける
  4. 肉ばかりでなく野菜中心の食事をする
  5. 適度な運動をする

内臓が原因の口臭には、体のケアだけでなくストレスを溜めない、睡眠をしっかりとるなどの生活習慣を改善することが必要になってきます。

しかし現代はストレス社会、仕事や勉強で忙しくしている人は、すぐに生活を変えていくことは難しいかもしれません。

そんな時は口臭対策サプリメントもオススメです。

口臭対策サプリメントがあれば、いつでも手軽に口臭対策が出来ます。

内臓が原因で発生した口臭のもとになる悪臭成分に直接作用して、臭いを消臭・無臭化してくれます。

また臭い成分が血液に取り込まれてしまった後でも消臭できる口臭サプリメントは、口臭を根本から改善してくれます。

口臭は気になるけれど、日々忙しくてなかなか生活習慣を改善できない人は特に口臭対策サプリメントを摂取することをオススメします。

口臭の原因を知って口臭を防ごう

口臭は目に見えないため、実際どこまで届いているのか自分では判断しづらいです。

しかし、思っているよりも口臭は広がっていくため、話し相手には届いている可能性が高いです。

日頃から歯磨きやマウスウォッシュなどの口腔ケアをきちんとすることはもちろん、口臭の原因を根本からきちんと改善していきましょう。

口臭が相手に届いて、相手を不快な気持ちにさせることはマナー違反でもあります。

口臭がばれることを心配するよりも、口臭対策サプリメントを摂取して口臭を改善していくこともオススメです。

口臭が原因で人から避けられるようになるのはとても悲しいです。

円滑なコミュニケーションをするためにも口臭ケアはきちんとしておきましょう。