緊張すると口が臭くなる原因と対策方法!

緊張すると口が臭くなる原因と対策方法!

緊張した時、口の中のネバつきと口が乾いてしまうという経験がないでしょうか?

そんな時は口臭もしている可能性があります。

緊張したときに口臭がするのは、生理的口臭といって多くの人が体験しています。

では、なぜ人は緊張すると、口臭がしてしまうのでしょう?

緊張すると口が臭くなる主な2つの原因

私たちは緊張を感じると口が乾いてしまいます。

これは自律神経が関係しています。

私たちの日常生活で、唾液の分泌や食べ物の消化など、意識しなくても起きる体の作用には自律神経が関係しています。

緊張を感じるとこの自律神経に乱れが起きるのです。

自律神経には、交感神経と副交感神経がありますが、緊張すると交感神経が優位に働き、ネバネバの唾液を出すので、口内の唾液の分泌量が減ってしまうのです。

唾液の分泌量の減少によって細菌が増殖!

口の中で唾液の分泌量が減ってしまうと、口内は乾燥して細菌が繁殖しやすい環境になります。

口の中には多くの細菌が潜んでいます。

歯磨きなどの口腔ケアが行き届いている人でも2000億もの細菌が潜んでいます。

通常の口腔ケアの人だと5000億、あまり歯磨きをしなかったり口腔ケアが行き届いていない人は1兆個以上の細菌が口の中に潜んでいます。

唾液には細菌を殺菌する効果があるのですが、口内の唾液が減少すると細菌が繁殖していき、悪臭ガスを発するため、口臭となってしまうのです。

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口内を舌で密閉してしまい嫌気性細菌が増える!

私たちはリラックスした状態では、舌が下前歯付近で自然に治まっていますが、緊張している時は舌にも力が入ってしまい口の中の天井部分に張り付いています。

舌が口の中の天井部分にあると、口内の空間は狭くなります。

この状態では、口内に空気が入らず酸素の入れ替えがしにくくなり、嫌気性細菌が増加してしまいます。

嫌気性細菌は口臭の原因になってしまうのです。

緊張時の口臭に効果的な3つの対策法

緊張時に口臭が起きてしまったら、適切な対処をすることで口臭を緩和することが出来ます。

すぐに出来る3つの対策法をご紹介します。

コーヒーは避けて水で程度に水分補給をする!

口の中が乾燥すると、唾液の分泌量が減ってしまい口の中が乾燥します。

水分不足にならないように、こまめに水分補給をすることも大切です。

この時摂取する水分は、お水が最適です。

コーヒーやお茶などは、カフェインが入っているため利尿作用があります。

利尿作用で体の水分は尿として出ていくため、体の中が脱水状態になってしまうのです。

その為口の中にも乾燥を招いてしまうので、コーヒーやお茶などは水分補給としての飲み物には適さないのです。

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緊張する場へ空腹で行かない!

空腹になると口臭がしてしまいます。

空腹時は唾液の分泌量が減ってしまい、口の中で雑菌が繁殖してしまいます。

これが口臭の原因になります。

また、長く空腹でいると胃で消化するものがなくなり、膵臓から分泌される膵液を消化するようになります。

膵液を消化する時の臭いが悪臭であり、これが血液に取り込まれて全身を巡り、肺で気化され呼気となって口臭になります。

このような原因で空腹時には口臭が発生するので、緊張する場に空腹で行くと、緊張時の口臭と重なり口臭がしやすい条件が重なってしまいます。

緊張する場へ行く前には軽く食事をするようにして、空腹で行かないようにしましょう。

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ガムを噛む!

ガムを噛むことは顎と舌をよく動かすので、唾液の分泌を促します。

ガムはシュガーレスのキシリトールガムがおすすめです。

ハードタイプのガムだと長い時間噛んでいてられるため、その分唾液の分泌も促します。

ガムは携帯しやすいので、口臭対策にはとてもオススメです。

まとめ

緊張時の口臭対策は、唾液の分泌量を増やすようにすることです。

大事な会議やプレゼンテーションの前など緊張が予測される場面では、上記の対策をしっかりしていきましょう。

緊張時の口臭は誰にでもある生理的口臭です。

水分補給と丁寧な口腔ケアをしながら、心がリラックスするように意識してみましょう。