加齢による口臭悪化の原因と対策方法!

加齢による口臭悪化の原因と対策方法!

加齢とともに、体に影響は出てきます。

例えば、臭い加齢臭と言えば中年男性の臭いを想像する人も多いでしょうが、加齢臭は男女関係なく発してしまうものです。

加齢とともに体も変化し、老化現象が出てきます。

その変化は、口臭にも影響してくるのです。

加齢臭は体臭だけではなく、口臭も大きな悩みの1つです。

年齢を重ねるごとに、臭いの悩みも多くなってきます。

40代が近づいて来たら、そろそろ加齢の口臭対策を始めていきましょう。

加齢がもたらす口臭の原因とは!?

加齢が原因で口臭がしてしまうのは、どんな時でしょうか?

その原因を見ていきましょう。

加齢臭は体臭だけじゃなく口臭も発生させる!

加齢臭はノネナールという臭い物質を発することによって体臭となります。

口臭はこのノネナールという物質とは直接関係はありませんが、加齢ととも体の機能は変化していきます。

さらに体臭の中でも、デリケートゾーンなどにも加齢臭が発生するので本当に加齢臭には注意が必要です。

参考 【加齢が原因】30代、40代から始めるデリケートゾーンケアあそこの臭いLABO

40代になると歯槽膿漏や歯周病の症状が出る人はかなり多くなります。

歯槽膿漏や歯周病は口臭を発生します。

また加齢により内臓の働きも低下してしまうので、内臓からの口臭が発生してしまいます。

胃・肝臓・腸は、不調になると口臭の原因になる悪臭成分を発生してしまいます。

胃の不調による口臭原因

胃の働きが低下すると、消化不良を起こして、消化されずに体内に残った食べ物が異常発酵してしまい悪臭ガスになります。

この悪臭ガスは胃壁から血液に取り込まれて体内を巡り、肺に到達して気化され呼吸となり口臭になってしまいます。

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肝臓の不調による口臭

肝臓は臓器の中でもかなり重要な働きをします。

肝臓は、食べ物に含まれるタンパク質を分解してアンモニアを発生します。

このアンモニアを肝臓で尿素に解毒しているのですが、肝臓の働きが低下すると、アンモニアの解毒が出来なくなってしまいます。

残ったアンモニアは血液中に取り込まれてしまい、口臭がアンモニアの臭になってしまうのです。

【手遅れになる前に】肝臓が原因の口臭セルフチェックと4つの対策 【手遅れになる前に】肝臓が原因の口臭セルフチェックと4つの対策

腸が原因による口臭

腸の働きが低下すると、腸内には悪玉菌が増えて、悪玉菌が発する腐敗ガスが腸に充満してしまいます。

この腐敗ガスは、腸壁から血液に取り込まれて体内を巡り、肺に到達して気化され呼吸となり口臭になってしまいます。

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加齢による唾液の減少でも口臭はきつくなる!

加齢とともに、老化現象の1つとして体の全身が乾燥気味になってきます。

口の中も唾液の分泌量が低下していき、口の中が乾燥しやすくなります。

口内が乾燥すると、細菌が活発に繁殖し始めます。

活発になった細菌は悪臭ガスを発するので、口臭の原因になってしまうのです。

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自律神経の乱れでもドライマウスに!

内臓に関することなど、人が意識しなくても出来ることのほとんどは自律神経によってなされています。

酸っぱいものを見て唾液が出てくるのも、自律神経が関係しています。

自律神経は、加齢とともに時間をかけて乱れを起こします。

自律神経が乱れると唾液の分泌量も低下するため、口の中が乾燥してしまいドライマウスを引き起こすのです。

運動不足による体内環境の乱れ!

人は加齢とともに、運動不足になってしまいがちです。

運動不足の状態が続くと、基礎代謝が悪くなり体の中に脂肪がたまりやすくなり、だんだん体の中に悪影響が出てきます。

体内の脂肪が増えることで、脂肪酸も増えていき、加齢臭の原因になるノネナールが発生してしまいます。

加齢臭がするということは、体内環境が乱れて体内に酸化の反応が出ているというサインです。

また、加齢とともに運動不足になると、内臓脂肪がつきやすくなります。

運動不足は脂肪肝になる可能性が増えます。

肝臓では、体に有害な成分を分解して解毒していく作用があるため、肝臓がきちんと作用していないと有害物質が体内に残ってしまいます。

その有害物質は、血液に取り込まれて全身を巡り、肺で気化され口臭として発せられてしまうのです。

このように、運動不足は体内環境の乱れを引き起こす原因になります。

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加齢による口臭を抑える対策方法!

加齢による口臭は、唾液の分泌量と生活習慣に大きく関係します。

以下の4つの対策を実践してみましょう。

適度な運動を心がけて汗を流す!

加齢とともに運動不足になると、体内環境の乱れから口臭の原因となってしまいます。

自分のペースで適度な運動をしながら、生活習慣を改善していきましょう。

有酸素運動は内臓にも良い影響を与えます。

一定のペースで長く運動が出来ると、じんわりと汗が出て内臓脂肪も減らしやすくなります。

また歩き方を改善していくだけでも、ずいぶん変化があります。

背筋を伸ばし、いつもより少し速いスピードで歩くようにすることや、通勤の時なども少し長めに歩くなどの工夫をしていくことも良い運動になります。

こまめに水分を取って口を潤わす!

口臭の原因は、唾液の分泌量の低下と口内の乾燥にあります。

口の中の乾燥を防ぐためにも、こまめに水分を取りながら口の中を潤すようにしていきましょう。

1度に大量のお水を摂取すると、体のむくみや冷えにつながりますので、こまめに水分補給をすることが大切です。

またこの時摂取する水分は、甘いジュースなどではなく、お水が最適です。

糖分を取ると、糖が口の中にいる細菌のエサになり、細菌が繁殖して悪臭ガスを発し口臭の原因になってしまいます。

また糖分は虫歯の原因にもなってしまいますので、水分補給の時はお水を飲むようにしましょう。

水分不足は口臭の原因に!水分不足と口臭の関係

食後の歯磨きを丁寧に行なう!

加齢とともに口内環境も変化します。

すでに虫歯や歯周病が進行している場合は、口の中に食べかすが溜まりやすくなっている状況です。

歯磨きも念入りに行うようにしましょう。

その時も歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、歯と歯の間の汚れもしっかりと洗浄していきましょう。

また、唾液が減少して口の中が乾燥しやすくなると、舌の表面に汚れが付着してしまいます。

これは舌苔というもので、細菌の塊です。

舌苔は口臭の原因にもなりますので、舌のケアもしていきましょう。

舌はデリケートなので、歯ブラシでゴシゴシこするのではなく、舌ブラシを使って優しく丁寧に汚れを除去していきましょう。

口臭対策サプリを飲む!

加齢により、唾液の分泌量は低下してしまいます。

唾液の成分には、ラクトフェリンやラクトパーオキシダーゼが含まれています。

これらが含まれる口臭サプリメントを摂取することで、口内の乾燥からの口臭を予防することが出来ます。

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まとめ

加齢臭による口臭対策、いかがだったでしょうか?

加齢による唾液の分泌量の低下・内臓機能の低下・運動不足は、口臭に大きく影響します。

生活習慣を改善しながら体内環境を整えて、加齢よる口臭対策をしていきましょう。