口臭と口内のネバつきは表裏一体!5つの原因と簡単ホームケア対策

口臭と口内のネバつきは表裏一体!5つの原因と簡単ホームケア対策

夜寝る前にきちんと歯磨きをしても、朝起きると口の中がネバネバしていて朝から不快な時はないでしょうか?

このような口のネバつきの原因は何でしょうか?また口のネバつきの対策はあるのでしょうか?

口内のネバつき口臭は唾液の量に左右される?

   
口の中のネバつき口臭は唾液が不足していることが原因です。

口内環境が良い時は、口の中はさらださした唾液で満たされています。

唾液には細菌を洗い流す自浄作用があります。

唾液の分泌量が増えると、口の中の細菌の活動を抑制して口臭も予防されます。

口の中の唾液が減ると以下のような症状になります。

口の中の細菌が増える

口の中の唾液の分泌量が減ると、細菌が好む環境になるので、細菌の活動が活発になります。

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細菌が発酵し、口臭がするようになる

活発になった細菌が発酵して悪臭ガスを発生します。

これが口臭の原因になります。

舌苔が増える

口の中の細菌が増え、舌の細菌も増えます。

舌に付着した食べカスを細菌がエサにして繁殖してしまうため、舌苔が出来てしまいます。

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唾液不足を作り出す!ネバつく口臭の原因5選

口の中の唾液が不足するのには原因があります。

以下の項目に思い当たることはないでしょうか?

歯周病を患っている

口の中がネバついている時は、歯周病菌や虫歯菌などの細菌が増殖しています。

口の中に悪玉菌が増えてしまうと、口が苦く感じるようになり、ストレスを感じます。

口の中のストレスは自律神経に作用して唾液が減少してしまい、口の中にネバつきを感じます。

唾液がネバついていしまうと、更に口の中は細菌が増えやすい環境になってしまうのです。

ストレスを慢性的に抱えている

ストレスを感じると自律神経に影響してしまうので、唾液の分泌量が減ってしまいます。

慢性的にストレスや不安があると、常に口の中が乾燥してしまい、口の中にネバつきを感じます。

ただし、緊張しているときだけ口内が乾燥する、というのは自然なことです。

慢性的にストレスを抱えている人は注意しましょう。

ストレスが原因の口臭を和らげる5つの対策法 ストレスが原因の口臭を和らげる5つの対策法  

ドライマウス症候群(口内乾燥症)

ドライマウス症候群は口の中が乾燥してしまう症状です。

ドライマウスになる原因は様々ですが、花粉症などで鼻が詰まり、口呼吸をするようになってドライマウスになることもあります。

口呼吸は口の中にダイレクトに空気が通るため、口内が乾燥しやすく唾液も蒸発してしまいます。

口内が乾燥すると唾液の分泌量も減ってしまいますので、口の中にネバつきを感じます。

また鼻炎や、花粉症などのアレルギー薬の副作用で唾液が出にくくなることもありますので、その場合は医師に相談してみてください。

睡眠中(無意識)の口呼吸

普段は気を付けていても、睡眠中はどうしても口呼吸になってしまう人が多いです。

口呼吸はダイレクトに空気を吸ってしまうため、口の中に空気が通りやすくなってしまいます。

そのため口の中が乾燥しやすくなり、口の中にネバつきを感じます。

口呼吸が口臭の原因だった!自宅でできる簡単な改善方法5選! 口呼吸が口臭の原因だった!自宅でできる簡単な改善方法5選!

加齢による機能の低下

人は加齢により唾液の分泌量が減ってしまいます。

そのため細菌に対する抵抗力や免疫力が低下してしまいます。

また舌やあごの筋肉も衰えるため運動量が減り、唾液腺を刺激しなくなります。

加齢による口臭悪化の原因と対策方法! 加齢による口臭悪化の原因と対策方法!

ネバつく口臭に有効!口内対策かんたんホームケア

口の中のネバつきにはいろいろな原因がありますが、細菌が増殖することで唾液の中に細菌が溶け込んでネバネバした状態になってしまいます。

このネバネバは細菌の塊です。

口の中にたくさんの細菌が居る状態は好ましくないので、まずは自分で出来るホームケアをしてみましょう。

しかし、歯周病が原因で口の中がネバつく場合はホームケアでは効果が出にくいので、歯医でしっかり治療をしましょう。

ガムを噛んで唾液を増やす

ガムを噛むと咀嚼回数が増えるので、唾液の分泌量が増えます。

唾液の分泌量が増えると、最近の繁殖を抑えることが出来ますので、口の中の環境が良くなります。

その時噛むガムは、ノンシュガーのキシリトールガムがオススメです。

キシリトールの成分は、虫歯予防の効果がありますので、口内環境も良くなるのです。

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口周辺のマッサージとベロ回し体操

口周辺には唾液腺があります。

唾液腺は耳から顎にかけてありますので、耳から顎まで優しくくるくると円を描くようにマッサージしましょう。

特に唾液の分泌を促すのに有効なのは、耳の下にある耳下腺、舌の付け根にある舌下腺、顎の骨の内側の左右にある顎下腺です。

優しく丁寧にマッサージをしましょう。

舌を動かすことも、唾液の分泌を促してくれます。

口を閉じて、歯に沿って舌を右回り・左回りどちらにも回してみましょう。

 

舌苔(ぜったい)磨きを欠かさない

舌苔は、舌の表面についた白いもので、正体は細菌です。

舌苔があると細菌が繁殖してしまうため、ゴシゴシとこすらずに優しく舌ブラシで洗浄しましょう。

舌ブラシを水に浸し、口を開けたとき鏡で見える最も奥にブラシを軽くあてて手前に引きます。

舌ブラシの先を水道水でよく洗い、再び舌にブラシをあてて軽くこすります。

舌ブラシの先に汚れがつかなくなるまで繰り返してください。

この時息を数秒間止めておくと、嘔吐反射が出にくくなります。

口臭の原因に?舌苔の取り方と取らずに綺麗にする方法

睡眠前の歯磨きと水分補給は念入りに

睡眠中は口内が乾燥しやいです。

睡眠前に歯磨きをすることで、口の中の細菌を減らしておくことが出来ます。

睡眠前の歯磨きを徹底して、睡眠中の細菌の繁殖を最低限に抑えるようにしましょう。

また適度な水分補給もオススメです。

寝る前に口の中の乾燥を防ぐためにも、適量のお水を飲んでおくようにしましょう。

水分不足は口臭の原因に!水分不足と口臭の関係

朝は歯磨き粉を多めにとって磨く

朝起きてすぐに歯磨きをすることは、睡眠中に発生した細菌をきちんと洗浄することが目的です。

朝は、歯磨き粉をいつもより少し多めにとってしっかりと歯磨きをしましょう。

さらに朝食後も食べカスもきちんと洗浄しておくようにしっかり歯磨きしましょう。

食べカスが残っていると、細菌は食べカスの糖分をエサに繁殖してしまいます。

きちんと歯と歯の間まできちんと歯磨きしましょう。

飲酒や刺激の強い食べ物をおさえる

お酒を飲むと喉が渇いた経験がないでしょうか?アルコールは分解されるときに大量の水分を必要とします。

体内の水分を使ってアルコールを分解するため、体は脱水症状のようになります。

お酒を飲むときは、お酒と同じくらいの量のお水を飲むようにすることも、口の中のネバつきを抑えるのに効果的です。

辛い物など刺激の強い食べ物も口の中が乾燥してしてネバつきが出やすくなるので、注意が必要です。

アルコール・お酒が口臭を悪化させる6つの原因と対策を徹底解説

ネバつきが原因の口臭まとめ

口の中がネバついて口臭がしてしまうのは、多くの人が悩んでいる現象です。

口の中のネバつきは唾液の分泌量が減ることが関係しています。

前日からの対策と朝起きた後の対策をしっかり行って、口のネバつきによる口臭を改善しましょう。