ちょっと太った?という言葉にドキッとする人も多いのではないでしょうか?
実は肥満は口臭の原因になってしまうのです。
肥満が原因による口臭の臭いは、ゴムの臭い・すえた臭いと言われて、とても臭いのです。
太っている上に口が臭いなんて…とても残念です。
肥満も何とかしたいけれど、口臭もなんとかしたい、こんな時はどういう対策があるのでしょうか?
目次
肥満体型の大人や子供の3つの口臭の原因はこれ!
肥満度の判定には、BMIという国際標準指標が使われます。
男女とも標準とされるBMI値は22.0。
肥満度はBMI25.5~30までが肥満1度、BMI30~35を肥満2度、BMI35.5~40までが肥満3度、そしてBMI40以上は肥満4度となります。
肥満体系の人と口臭は大きく関係します。
イスラエルの研究によると、BMI値が高い人ほど口臭が強い、という結果も出ています。
ではなぜ肥満の人が口臭が強くなるのでしょう。
口臭の原因を探していきましょう。
便秘気味による腸内環境の乱れ!
肥満の人の食生活が好む食事は、以下のように似た傾向があります。
- 肉料理が好き
- ファストフード
- お菓子
肥満傾向の人は、これらの食べ物が大好きではないでしょうか?肉料理も、ファストフードも、お菓子も、食べると腸内に悪玉菌を増やしてしまい、腸内環境を悪化させてしまうのです。
悪玉菌は悪臭ガスを発生して、腸内に悪臭ガスが充満するのです。
腸内に充満した悪臭ガスは、腸の壁から血液に溶け、血液を巡って全身に運ばれます。
肺に運ばれた悪臭成分は、肺で気化され呼気となりきつい口臭が口から漏れるのです。
また血液を巡って全身に運ばれた悪臭成分は、毛穴からも漏れだし体臭の原因になります。
肥満の人が体臭がきつくなるのはこれが原因です。
便秘の人は要注意!腸内環境がもたらす腸内口臭の原因と対策方法食べた後の口内ケアが不十分!
1日に何度も食事をする人や間食が多い人は、そのたびに口の中に食べカスがたまります。
食べカスの中の糖分やタンパク質が原因でバクテリアが増殖して、口臭の原因になってしまいます。
また、糖分を含んだものを食べたり飲んだりすると、口の中で酸が生成されてしまいます。
口の中の酸性状態が続くと虫歯になりやすくなり、口臭の原因にもなってしまいます。
口の中が酸化すると、歯を溶かす脱灰という現象が起きて、歯を修復する再石灰化の機能が停止してしまいます。
口の中が酸化して脱灰作用が進むと、虫歯になりやすくなりますので注意が必要です。
口内が酸性に偏ると口臭の原因になる理由
よく噛まずに食べている!
肥満の人は食事をあまり噛まずに食べていることが多いです。
食事の時によく噛んで食べると、口内の唾液の分泌を促すことが出来ます。
また、よく噛むと脳の満腹中枢を刺激するため、食べ過ぎを防ぐことに繋がります。
さらに、早食いによって過剰な量を食べていると、胃の中にも消化されなかったの残留物が残ります。
この残留物は胃の中で腐敗が進みガスを発生させ、血液に溶けこみ全身を巡ります。
そして呼気や汗で体外へと排出します。
唾液を増やす方法を徹底解説!ドライマウスで口臭がきつい人の悩みを一発で改善!!肥満体型の口臭を予防する3つの効果的な対策メソッド!
肥満は口臭の原因にもなります。
肥満+口臭という状況の場合は肥満も解消する事が口臭を解消する秘訣になります。
適度な運動や乳酸菌で腸内環境を整える!
肥満の人は運動不足が原因のことも多いです。
多くのエネルギーを摂取しても、きちんと消費できていれば脂肪に変わるエネルギーは残りません。
逆に摂取エネルギーが少なくても、消費エネルギーが極端に少ないと脂肪が増えていきます。
脂肪や口臭も、その原因の多くは体内に残ったエネルギーや食べカスなどの残留物が原因になっています。
日常に適度な運動を取り入れて、体内のカロリーとエネルギーをきちんと消費していきましょう。
また、肥満の人は胃腸に腸に問題がある人も多いです。
腸内に悪玉菌が増えると腸内環境が悪化して、悪玉菌から臭いガスが発生します。
腸の中に充満したガスは体臭や口臭の原因にもなります。
腸の中に善玉菌を増やすには、意識して乳酸菌を取り入れることも大切です。
腸の環境を改善させるためにも乳酸菌を摂取して、口内環境を整えていきながら、口臭を予防していきましょう。
こまめにうがいや歯磨きをする!
食事の回数が多かったり間食が多い人は、歯磨きの回数を増やすことが口臭を抑えることに繋がります。
何か食べたら歯を磨くような習慣を付けていきましょう。
そうすれば口内環境は清潔に保たれます。
また、何か食べたら歯を磨かなくてはならない、となると面倒になり、食べることを我慢できるかもしれませんので、肥満予防にもなります。
汚れが目に見えるマウスウォッシュランキングよく噛んで食べて唾液の分泌をしっかり促す!
食事の時にあまり噛まないで食べると、満腹中枢が刺激されないためどんどん食べ過ぎてしまいます。
食事をよく噛まないで食べると早食いになり、なかなか満腹感を感じないまま多くの食べ物を食べ過ぎてしまいます。
咀嚼回数と満腹中枢は連動しているため、噛む回数を増やし食事をゆっくりと食べるようにしましょう。
また、よく噛むことを意識すると唾液の分泌を促すため、口の中に唾液の量が増えます。
肥満体質の人は、食事の時によく噛むことで、食べ過ぎを防ぐだけでなく、唾液の分泌を促し口内環境を整えていくので、口臭予防にも効果的なのです。
唾液を増やす方法を徹底解説!ドライマウスで口臭がきつい人の悩みを一発で改善!!まとめ
このように肥満と口臭の関係は密接です。
アメリカでは肥満の人は自己管理が出来ていないとみられるため、出世することは難しいと言われています。
デブとは男女問わず怖い言葉です。
肥満は健康に悪い影響を与えるだけにとどまらず、口臭の原因にも大きく関係します。
肥満体質の人は、体の中から口臭や体臭がしてしまうため、臭いはきつくなってしまいます。
肥満な上に口臭がしていたら…?それは強烈な悪印象になります。
肥満は口臭だけでなく、健康にも影響しますので、まずは自分の肥満体質についてもしっかし自己分析をしてみてください。
しっかり食べ過ぎを防ぎ生活習慣を改めましょう。