知らなかった!運動不足から起こる口臭とその原因

丁寧に歯磨きをしたり、舌苔のケアをきちんとしていてもなかなか口臭が改善されないという場合は、もしかしたら運動不足が影響しているかもしれません。

それもそのはずです。

現代社会では日常生活を送る中でもあえて運動の時間を確保しない限り、ほとんどの人が運動をせずに過ごしています。

移動は車、階段よりもエレベーターと、楽に移動ができる手段が整っているからです。

一体なぜ運動不足が口臭の原因になってしまうのでしょう?

運動不足が招く体の不調とは

あなたの日頃の運動量はどれくらいでしょうか?
運動不足が招く体の不調は、口臭の原因になってしまうのです。

血行不良によって口内環境も悪くなる

運動不足が続くと、血流の流れが悪くなり血行不良になってしまいます。

血行不良になると、口内の免疫力が低下し唾液の分泌量が低下してしまいます。

すると口内が乾燥し細菌が繁殖して、硫化水素ガスやメチルメルカプタンなどの悪臭ガスを発するようになります。

これが口臭の原因になってしまうのです。

腸内環境の乱れ、便秘が起こりやすい

運動不足は腸内環境の乱れを引き起こします。

腸内環境が乱れると、腸内の細菌バランスが崩れてしまいます。

腸内には善玉菌と悪玉菌がバランスよく存在していますが、運動不足が原因で腸の蠕動運動が低下すると腸内に老廃物が滞ってしまい、悪玉菌が繁殖してしまいます。

腸内に悪玉菌が増えると腸内環境は乱れ、ますます便秘症を引き起こします。

腸内に滞った老廃物は、腐敗・発酵し悪臭を発しますが、腸内の悪玉菌も悪臭ガスを発します。

腸内に充満した悪臭ガスは、腸壁を通り越し血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され呼気となり口臭となってしまうのです。

腸内環境の乱れによる口臭は、うんこのようなニオイ、温泉卵のようなニオイ、腐敗臭と強烈な口臭になってしまいます。

ストレスが上手く発散できず自律神経が乱れやすい

運動不足の人は自律神経が乱れやすくなります。

自律神経はストレスによっても影響を受けますが、運動不足により自律神経が乱れると体のリズムも乱れて来ます。

自律神経の交感神経が優位な状態が続くようになると、イライラすることが多くなりなかなかリラックス出来ない状態になってしまいます。

そのためストレスがうまく発散できなくなってしまうのです。

交感神経が優位な状態は、唾液の分泌量も低下してしまい口内が乾燥してしまいます。

すると口内には細菌が繁殖しやすい状態になり、口臭の原因となってしまうのです。

肥満や基礎代謝の低下に繋がる

運動不足は肥満や基礎代謝の低下に繋がります。

基礎代謝が低下すると、血液中にアンモニアや脂肪酸などが増えてきます。

これらは口臭の原因にもなる臭い成分であり、血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され口臭となってしまうのです。

無理のない有酸素運動で体質改善!

運動不足が原因で起こる口臭の解消方法としてオススメなのが有酸素運動です。

無理のない有酸素運動をして体質を改善していきましょう。

手軽に出来る有酸素運動は、ウォーキングやジョギングやサイクリングです。

その他水泳や縄跳びなどもあります。

家で出来る有酸素運動としては、ヨガやピラティス、ストレッチなどもオススメです。

有酸素運動の効果

  1. 血流を良くして血行を良くする
  2. 基礎代謝が上がる
  3. 肥満の解消
  4. 腸内環境を整える
  5. ストレス解消になる
  6. 自律神経を整える
  7. 口臭が減る

有酸素運動は、口臭のためだけでなく体のためにもとてもオススメです。

1日20分以上の有酸素運動を毎日続けることが理想です。

有酸素運動を20分以上していると、じんわりと汗をかき始め、脂肪の燃焼が始まります。

家の中でも続けられるヨガなどは気軽に始められますし、寝る前に布団の中で出来る簡単なピラティスなども腹筋運動になるのでオススメです。

運動不足かもしれないと感じている人は、ぜひ毎日運動する習慣をつけて下さい。

口内の渇きで口臭が発生するので小まめな水分補給を

ストレスや自律神経の乱れは、唾液の分泌量が低下してしまうので口内の渇きに繋がります。

口内の渇きは細菌が繁殖しやすい状態になるため、口臭の原因になってしまいます。

口内が常に清潔な唾液で潤っている状態にしておくことが、口臭予防につながります。

唾液の成分の99.5パーセントは水分です。

水分補給をすると、唾液の分泌量も上がります。

意識してこまめに水分補給をするように心がけましょう。

定期的に健診を受けましょう

口臭の原因にもなる虫歯や歯周病を防ぐためにも、定期的に歯科医師による検診を受けましょう。

歯科検診を受けることで、虫歯や歯周病などの早期発見・早期治療が出来るのです。

歯周病が悪化すると歯槽膿漏になり、歯磨きの時歯茎から出血したり膿がたまり独特の膿臭を発するようになるので強烈な口臭がしてしまいます。

歯ブラシに血がついていたら、歯周病が悪化している可能性があります。

口内環境を整えるためにも、定期的に歯科検診を受けることをオススメします。

また口臭の背景には思わぬ病気が潜んでいることもあります。

例えば糖尿病の人は独特の甘酸っぱい口臭や体臭がします。

独特な腐敗臭や下水の臭いの口臭がする時などは、内臓の不調が原因で口臭がしている場合もあります。

臭いは体調のバロメーターでもあります。

たかが口臭と思わずに、いつもより疲れやすいなど体の不調が疑われたら、病院で健康診断を受けましょう。

運動不足を解消して口臭が起こりづらい体質に!

運動不足を解消していくと、自律神経と体のリズムが整っていくので、体質改善され結果に口臭が起こりづらい体質になっていきます。

健康で口臭やにおいを気にせず、円滑なコミュニケーションが楽しめるようになるためにも、毎日少しずつ運動をする習慣をつけていきましょう。