言いたいけど言えない!友達の口臭いのが気になる

友達と会話していて気づいた友達の口臭、会話中など友達の口が臭いのが気になって仕方ない時ってありますよね。

口臭は男女問わず誰にでも発生するものです。

でも口臭がする事を友達に直接言うのはどうなんだろう、友達になんと言ったらいいのだろう、と迷ってしまいます。

そんな友達の口臭が気になる人へ、友達に上手く口臭のことを伝える方法をご紹介します。

歯磨きが不十分が場合がほとんど

大人の場合は、内臓が原因で起こる病的口臭がしている可能性もあります。

酸っぱい臭いの口臭、温泉卵の臭いような口臭、腐敗臭など明らかに独特の口臭を感じ
る場合は、口臭の原因となる病気の治療をする必要があります。

しかし、子ども・大人共通してほとんどの口臭の原因は、歯磨きが不十分である事で起こります。

この場合は、丁寧な歯磨きをする事で改善される事が多いです。

歯磨きの注意点

歯磨きは食事の食べカスを取るだけでなく、歯垢(プラーク)を取る事が目的です。

歯と歯茎の間に付着しやすい粘着質の歯垢は、細菌の塊です。

歯垢1g中に300種類、数億〜10億個の細菌が棲んでいます。

歯垢は48時間経過すると歯石に変化します。

歯石になると自力で除去することは出来ませんが、歯垢の段階では歯磨きで除去する事が出来ます。

しかし、歯垢はざっと歯磨きしたくらいでは取り除く事は出来ません。

歯垢を落とすためには、適切なブラッシングをする必要があります。

1本1本を意識しながら丁寧に歯を磨きましょう。

磨きにくい箇所に注意する

歯間は全て同じ間隔ではなく、広い隙間もあれば狭い隙間もあります。

歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の溝はどうしても磨きにくい箇所になります。

磨き残しがないように小刻みに磨いていきましょう。

特に下の前歯の裏側は唾液腺があるため、歯石が付着しやすい箇所になります。

歯垢の段階でしっかり除去しておく必要があります。

下の前歯の裏側は、歯ブラシを縦にして、ブラシの角の部分を歯の裏にしっかりとあてて磨きます。

歯並びが悪いところも注意する

歯並びが悪いところは、滑らかではなく歯が引っ込んでいる箇所があります。

そのため、歯と歯が重なる部分はどうしても歯ブラシが届きにくい部分になります。

歯ブラシの毛先をしっかりと入れるようにして、歯間や歯の側面を磨きましょう。

舌のケアにも気をつける

舌がコケ状のもので白く覆われていないでしょうか?舌の表面は糸状乳頭と言うヒダヒダ状のもので覆われていて、そこに食事の食べカスや剥がれ落ちた細胞が付着してしまいます。

口内の細菌は、舌に付着した食べカスや剥がれ落ちた細胞のタンパク質をエサにして繁殖していき、舌苔と呼ばれる白いコケ状のもので覆われた状態になっていくのです。

舌苔は細菌の温床となってしまい、細菌がメチルメルカプタンなどの悪臭を発することで、口臭の原因になってしまいます。

舌はデリケートな組織ですので、歯ブラシや舌ブラシでゴシゴシこするのはNGです。

口内が乾燥しないように、だ液の分泌量を促すようにしましょう。

こまめにうがいをする、水分補給をする、はちみつを舐める、昆布を舐める、など舌に優しい方法で舌苔を除去するケアをしましょう。

虫歯を放置している可能性もあり

友達の口臭がひどい場合、虫歯を放置している可能性があります。

虫歯も口臭の原因になります。

虫歯はミュータンス菌の感染で起こり、ミュータンス菌が発する酸が歯を溶かしていく病気です。

溶かされた部分は穴があき、その穴に食べカスや歯垢が溜まりやすくなり、細菌が繁殖してメチルメルカプタンなどの悪臭ガスを発するので口臭の原因になってしまうのです。

また過去に虫歯治療をして銀歯などを被せていても、銀歯と歯肉の間に隙間ができてしまい、そこから細菌が入り込んで、二次カリエスと言う虫歯になってしまう場合もあります。

虫歯は気づかないところでも進行していくので、注意が必要です。

相手のためにもこっそり伝えてあげる

友達の口臭が嫌で、友達と会う時にいつもマスクをしている、というのも失礼な話です。

友達に口臭がしている場合、相手のことを思うならこっそりと口臭のことを伝えてあげましょう。

何でも言い合える事が出来る友達の間柄でも、口臭はデリケートな問題です。

若干言いにくいことでもありますので、人前ではなく2人だけの時にこっそり伝えてあげましょう。

なるべく傷つけないように言う方法

いくら仲の良い友達でも「あなたの口が臭い」とストレートに言うことは難しいでしょう。

相手を傷つけないように配慮しながら言う方法をご紹介しますね。

パターン①心配だから言うね…

口臭は、何らかの原因があって起こっているものです。

それが虫歯や歯周病などの病気だったとしたら、膿が出てくるなど症状が悪化する前に教えてあげたいですよね。

気づいたあなたから、相手に対して優しさといたわりの気持ちを持って「最近気になってたんだけど…ちょっと口臭があるからどこか具合悪いのかも…って心配だったんだよね」と相手を気遣いながら伝えると角も立たないため、相手を傷つけることなく口臭のことを伝える事が出来ます。

パターン②平然とした態度で

友達との距離感にもよりますが、なんでも話せる友達ならば、あえてストレートに伝えてあげるとわかりやすいでしょう。

「ストレス?口臭がしているから。

まぁ、よくある事だよね」「自分も口臭で悩んでた時あったけど、気を付けてたら良くなったんだよね」と明るく伝えてあげると、相手も安心して聞いてくれると思います。

特に自分の実体験をシェアする事で、相手も心を開いて聞いてくれるようになります。

しかし、親しき仲にも礼儀ありです。

くれぐれもフレンドリーの度を越して、デリカシーのない言い方をしないようにしましょう。

パターン③簡単な改善策を教える

パターン①②に加えて、自分が今口臭対策をしていると言う話をして、口臭の簡単な改善策を教えてみましょう。

デンタルフロス使うといいらしいよ、自分も使ってるけど口臭が減った気がする、などあなたのおすすめ度順に口臭ケアグッズを紹介しながら、友達が口臭対策に興味が向くような感じで促していきましょう。

これをしつこくならない程度にさらっと言うだけで、相手には伝わると思います。

敏感な女性であれば、自分も口臭がしているかも、と気付くでしょう。

暴飲暴食気味だったら止めてあげる

友達が暴飲暴食気味だったら、体に悪いよ、と言って止めてあげましょう。

食事内容が肉に偏っていたりする偏食傾向の場合、口臭の原因になってしまいます。

生活習慣や食生活の乱れは口臭だけでなく体臭にも影響してしまい、体全体の問題になってしまいます。

暴飲暴食が目についたら、さりげなく止めてあげましょう。

相手から相談された場合は、歯科健診を勧める

もし友達から口臭のことを相談された場合は、歯科検診を勧めてあげましょう。

とりあえず歯医者さんへ行って口内環境をチェックしてもらうと、口臭の原因はすぐにわかります。

必要があれば治療をしてもらうので、口臭はすぐ改善されるでしょう。

歯科検診では、虫歯や歯周病の初期段階のチェックもしてもらえるので、口内のトラブル、口臭の原因を早い段階で気付く事が出来ます。

歯医者さんでの定期検診は3~6ヶ月に1度の感覚で受けるようにオススメしてあげましょう。

お友達の性格によって言葉を選んでみましょう

口臭のことをお友達に伝える場合、相手の性格によって言葉を選んで使うようにしましょう。

フレンドリーな言い方ですっぱり伝わる人にはストレートに、内気な感じの人には言葉選びにも注意して、相手が否定されていると捉えないような言い方で伝えましょう。

口臭は病気が背景に隠れていることもあるので、あなたのことが心配で、と言うスタンスで伝えると、誤解がなく伝えたいことが伝わるでしょう。

口臭はセンシティブな問題ですが、スメルハラスメントという言葉もあるように、口臭や体臭の臭いの問題は交友関係に影響も出て来ます。

お友達もあなたもコミュニケーションが円滑になるように、という思いで口臭のことを伝えてあげるようにしましょう。