口臭がうんこ臭い時の原因と対策方法

自分でもわかるくらい口臭が臭い時がありますよね。それもうんこのような臭いがする時も…。

口からかなりの悪臭がしていてとても困ると思いますが、実はこのうんこ臭い口臭の悩みを抱えている人は多いです。では、うんこ臭い口臭は、どのように対策して改善したら良いのでしょうか?

ひどい便秘で体から便臭が発生することも

腸の働きが悪くなると腸の蠕動運動が弱まって、便秘症を引き起こします。

便秘症になると、老廃物が腸内に停滞してしまい、滞った老廃物は腐敗・発酵して、硫黄臭・腐敗臭などの悪臭ガスを発します。

腸内に充満した悪臭ガスは、やがて腸壁を通り越して血液に取り込まれて全身をめぐり、肺に達して気化され呼気となり、口臭の原因となってしまうのです。

便秘は口臭の原因にも

腸内に溜まった大量のガスは、腸壁から血液に取り込まれるだけでなく、大腸から逆流して、横行結腸や胆嚢・膵臓などの臓器を圧迫していきます。

さらに小腸まで逆流し、胃や食道・気道へとゲップをするように逆流してしまいます。

そのため、独特な口臭を発してしまうのです。

たかが便秘症と放置することなく、日頃から腸内環境を意識的に整えるような生活習慣をして、食生活も改善して行くことが大切です。

便秘のせい?うんこ臭い口臭の原因

うんこ臭い口臭とはどんな臭いかというと、腐敗臭、硫黄臭、下水道のニオイと言われます。

うんこ臭い口臭は、腸内環境が悪化することに原因があります。

腸内環境が悪化すると腸の働きが悪くなり、腸内に老廃物が滞ってしまいます。

これが便秘の症状です。

滞った老廃物は発酵・腐敗し悪臭ガスを発して、腸内にガスを充満させてしまいます。

そのガスはやがて腸壁を通り越して血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され呼気と共に口臭になるのです。

悪臭ガスがおならや排便ではなく口臭として出てしまうのでとても臭いのです。

内臓が原因で口臭が便臭になる

歯磨きをしても口臭が改善されない場合は、内臓が原因で口臭がしている可能性があります。

内臓が原因の口臭は以下のような臭いがします。

  • うんこの臭い・おならの臭い
  • 卵が腐ったような臭い
  • 下水の臭い
  • ネズミの臭い
  • かびの臭い
  • アンモニア臭

内臓が原因で起こる口臭は、非常に強烈な臭いがします。

胃が原因で起こる口臭

胃が原因で起こる口臭は、下水の臭い・卵が腐った臭い・雑巾の臭いがします。

胃はデリケートな臓器で、外的ストレス・内的ストレスどちらからも影響を受けます。

胃に負担がかかると胃は消化不良を起こします。

消化不良を起こすと、消化されずに胃の中に食べ物が残ってしまい、発酵・腐敗し悪臭ガスを発します。

このガスが胃壁を通り越して血液に取り込まれて全身を巡り、肺に達して気化され呼気と共に口臭になるのです。

腸が原因で起こる口臭

腸が原因で口臭がする場合は、うんこの臭い・卵の腐ったような臭いと例えられます。

腸内環境が大きく関係しており、便秘症の人の多くが腐敗臭の口臭がしてしまいます。

便秘症の人は、腸内に排泄物が何日も滞ってしまいます。

その排泄物から出る悪臭ガスが、腸内に充満して腸壁から血液に取り込まれて全身を巡り、口臭の原因になってしまいます。

肝臓が原因で起こる口臭

肝臓が原因で起こる口臭は、下水の臭い・ネズミの臭い・カビの臭いと例えられるほど強烈に臭いです。

肝臓は、体内で発生した有毒物質を無毒化する重要な役割りがあります。

このため肝臓の働きが低下すると、体の中に有毒物質が残ってしまい、有毒物質が血液に取り込まれて全身を巡り、口臭の原因になってしまいます。

また肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、肝臓の不調は自覚症状がなく、病状だけが進行します。

いつもと違うキツイ口臭を感じたら、早めに病院で診察してもらいましょう。

肝臓に負担をかけない生活をすることが大切です。

腎臓が原因で起こる口臭

腎臓が原因で起こる口臭は、アンモニアの臭いがします。

腎臓は、肝臓で作られた尿素を尿にして排出する役割があります。

腎臓の働きが低下すると、本来体外に排出されなければならない尿素が体内に残ってしまいます。

このアンモニアが血液に取り込まれて全身を巡り、口臭の原因になってしまいます。

腎臓の機能が弱ると、口臭と共におしっこの色も変化します。

おしっこにタンパクが混ざり、色が濁って泡立つ尿になったり、血尿が出たりします。

また、体のむくみもひどくなります。

腎臓も肝臓と同じく沈黙の臓器と呼ばれ、自覚症状がないまま病状が進行します。

腎機能はある程度まで悪化すると回復はできなくなるため、注意が必要です。

口内の病気の原因の場合も

口臭は、内臓が原因だけではなく、口内の病気が原因の場合もあります。

それぞれの症状を見ていきましょう。

虫歯

虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯菌感染によって起こります。

虫歯菌は酸を出し歯を溶かして虫歯にしていきます。

溶けて穴が空いた歯には、歯垢や食べカスが溜まりやすくなり、細菌が繁殖しやすくなります。

細菌は、歯垢や食べカスをエサにして悪臭ガスを発します。

これが口臭の原因になるのです。

歯周病

歯と歯茎の境目に歯垢が溜まり、歯垢が48時間経過すると歯石になります。

歯石にはさらに歯垢が付着して、どんどん歯石が大きくなります。

歯垢は細菌の塊ですので、歯石には細菌が棲みついてしまいます。

細菌は悪臭ガスを発するので口臭の原因となります。

この細菌の中には歯周病菌も含まれます。

歯周病菌の出す悪臭ガスが歯茎や歯肉にあたると炎症を起こし、歯周病に感染してしまいます。

歯石は歯周ポケットにも形成され、歯周ポケットはどんどん深くなります。

歯肉に炎症が起きると膿が出るのですが、歯周ポケットで炎症を起こして膿が出た場合、歯槽膿漏となり強烈な口臭がします。

歯茎から血が出る、血なまぐさい口臭がする、という時は歯周病の可能性があります。

舌苔

舌の表面は、ひだひだ状の糸状乳頭で覆われています。

この糸状乳頭には、食べカスや口内で剥がれ落ちた細胞などが付着しています。

そこに細菌が繁殖して悪臭ガスを発します。

これが口臭の原因になるのです。

膿栓

膿栓は臭い玉と言われ、口臭の原因になります。

外部から細菌やウイルスが侵入すると、扁桃からは防御のために免疫物質が発生します。

その免疫物質と、戦った細菌やウイルスの死骸が混ざった物が膿栓です。

膿栓は細菌の塊なので強烈に臭いのです。

定期的に歯科で検診を受けることや、舌のケア、喉のケアをすることが大切です。

うんこくさい口臭を防ぐ口臭対策

うんこ臭い口臭には、様々な原因があります。

本気で口が臭いことを困っている場合は、きちんとした口臭対策をしていく必要があります。

正しい食生活で胃腸を健康にする

口臭と内臓は大きく関係します。

内臓が原因の口臭は、独特のキツイ臭いになります。

それぞれの内臓と口臭についての対策をご紹介します。

胃が原因の口臭対策

胃が原因の口臭対策は、胃の不調を治して正常に胃が機能するようになり、消化不良を起さないようにすることが大切です。

  1. お酒を控える
  2. 食べ過ぎない・暴飲暴食をしない
  3. 刺激の強い辛い料理・脂肪が多い料理を控える
  4. ストレスを溜めない
  5. タバコを控える
  6. ゆっくり睡眠時間を確保して、リラックスした生活を送る

腸が原因の口臭対策

腸が原因の口臭対策は、腸内環境の改善しかありません。

腸内環境が悪化すると便秘症になります。

しっかり便秘対策をしながら、攻守対策をしていきましょう。

  1. 朝食はしっかり食べる
  2. 水分補給をしっかり行う
  3. 食生活を改善する
  4. 腹筋を鍛える

とくに食生活は大きく影響します。

肉類は腸内の悪玉菌を増加させます。

肉類中心の食事をやめて、食物繊維や乳酸菌を積極的に食事に取り入れるようにしましょう。

肝臓が原因の口臭対策

まず肝臓に負担をかけない生活をすることが第一です。

アルコールが肝臓の負担になるので、お酒はできるだけ控えましょう。

  1. お酒を飲まない休肝日を週に2日以上は設ける
  2. 食事は腹八分目にする
  3. 暴飲暴食をしない
  4. 適度な運動をする

腎臓が原因の口臭対策

腎臓の機能の回復には、初期段階では生活習慣や食生活の改善で対応できます。

  1. 塩分控えめの食事を摂るようにする
  2. タンパク質を摂りすぎないようにする

塩分を摂取すると、血液の浸透圧を下げるために血液量が増加してしまいます。

血液量が増えると、腎臓で血液をろ過する際に負担が大きくなります。

できるだけ塩・醤油などの少なめにして、薄味の食事をするようにしましょう。

サプリメントもオススメ

内臓が原因で起こる口臭対策は、食生活や生活習慣の改善が大切です。

しかし、仕事や勉強で忙しい人や、睡眠不足がなかなか解消できない人などは、どうしても生活改善に時間を要します。

しかし、口臭はなるべく早く改善したいですよね。

そんな時には、口臭対策サプリメントを飲むこともオススメです。

口臭サプリメントは、体内に原因がある口臭にも、口臭の原因となる元に働きかけるため、内臓から体外へ出ていった臭い成分にも消臭・無臭化してくれます。

丁寧な歯磨きと小まめな水分補給で口内を清潔に保つ

理由と対策を書いてください、。

マウスウォッシュがあることも書いてください。

口臭対策には、口内環境を清潔に保つことが重要です。

丁寧な歯磨きで口内を清潔に保つ

悪臭を放つ口臭の原因となる細菌をしっかり除去するためにも、毎日の丁寧な歯磨きはとても重要です。

食べカスが歯と歯の間に溜まった状態では、口内は細菌の温床となってしまいます。

歯磨きの目的は食べカスをしっかり除去することと、歯垢を取り除くことです。

歯磨きは以下の2つのタイミングでしましょう。

  1. 食事をしたら歯を磨く
  2. 朝起きた時・夜寝る前はより丁寧に歯を磨く

正しい歯磨きの方法も重要です。

  1. 歯ブラシの毛先を、歯に90度に当てる
  2. 力を入れずに歯の表面・前歯・奥歯を、歯ブラシを小刻みに動かしながら1~2本ずつ丁寧に磨く
  3. 上下の前歯は、歯ブラシを縦に持ち、歯ブラシの角で磨くようにする
  4. 歯と歯茎の境目は、歯ブラシを45度にあてて、小刻みに動かして磨く

毎日する歯磨きはとても重要です。

3分以内で終わらせている人は、もう少し丁寧に磨くようにしましょう。

また歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して磨くこともとてもオススメです。

マウスウォッシュを使う

口臭だけでなく、口内のトラブル全般にアプローチするマウスウォッシュを使ってうがいをすることも、口臭対策にはオススメです。

殺菌・抗菌作用があるマウスウォッシュであれば、歯垢の除去や歯肉炎・歯周病予防にも最適です。

口臭予防にもなるマウスウォッシュは、歯磨きが出来ない時でもさっとうがいをすることが出来、口内環境を清潔に保つことが出来ます。

歯科医監修のマウスウォッシュや、自然成分配合のものであればより安心です。

まだ使ったことがない人はぜひ試してみて下さい。

水分補給を小まめにする

口臭予防には、小まめな水分補給も大切です。

口内が乾燥すると口臭が悪化します。

それは口内の唾液の分泌量に関係しています。

唾液量が減少すると、口臭が発生します。

唾液には抗菌・殺菌作用があり、口内を清潔に保ってくれる働きがああるため、唾液は口臭予防に大きく影響します。

唾液の99.5%はお水なので、小まめに水分を補給することで唾液の分泌量を促すことが出来ます。

この時1度に大量のお水を摂取しても、唾液に変換できずに尿として排出されてしまいます。

唾液の分泌量を増やすためには、小まめに少量ずつ水分を摂取するようにしましょう。

口臭対策は継続が大切です 

気になるうんこ臭い口臭の悩み、口臭の悩みは老若男女問わずに抱えています。

口臭対策は、継続して行うことが大切です。

口臭は体からのサインです。

口内環境が乱れている時は、体調不良とリンクしています。

口臭を根本から解決していくように、生活習慣を改善しましょう。

また、内臓が不調が原因のうんこ臭い口臭を改善するのにも、口臭対策サプリメントは役立ちます。

それぞれの臭いの出所に作用するように作られていますので、不調の原因に合うサプリメントを試してみて下さい。