正直、歯のマニキュアって意味ない?歯を白くする事の本質を知ろう

歯の色が気になるので歯を白くしたい、でも銀歯や差し歯でホワイトニングが出来なかったり、予算的にホワイトニングが厳しいな、という時など、歯のマニキュアってどうなんだろう?って思いますよね。

予算は安価で手軽そうな歯のマニキュア、でも自分で上手に塗れるのかな?本当にちゃんと歯が白くなるのかな?と疑問も多いです。

そんな歯のマニキュアについての疑問や、歯を白くしていくための意義などをじっくり見ていきましょう。

歯のマニキュアはホワイトニングができない人向け

歯のマニキュアとは、歯に塗料を塗ることで白く見せていくことです。

元の歯の上にそのまま塗るので、元の歯を削ったりする処置は不要です。

歯科治療で神経を抜いてしまって変色してしまった歯や、抗生物質の影響で変質してしまった歯、差し歯などの人口歯もマニキュアを塗れば白くすることが出来ます。

歯のマニキュアは、妊婦さんなど歯科でのホワイトニング施術が出来ない人や、明日までにどうしても歯を白くしたい!という人などにオススメです。

市販の歯のマニキュアは、手軽に出来てコストもかかりません。

すぐに歯を白くすることが出来ます。

ネット通販や、東急ハンズなどのセレクトショップで購入することが出来ます。

コストは安いけれど、その分持続力は当日のみと割り切ってから使ってください。

市販の歯のマニキュア

ボトルタイプ

カラーも数種類あり、希望の仕上がりに合わせて選べます。

ごく少量を歯に塗布して、10~30秒ほどおいてから重ね塗りしていきます。

料金は2,000円前後です。

ペンタイプ

歯磨きで落とすだけではなく、専用の除去液があるタイプもあります。

こちらも薄めに塗布していきます。

料金は1,500~3,000円程度です。

歯医者でする歯のマニキュア

歯医者でする歯のマニキュアはホワイトコートと呼ばれ、プロの手により塗ってもらいます。

市販のマニキュアよりも持続力は強いですが、価格は10,000円~50,000円と高価です。

市販のマニキュアとは違い、歯医者でしたマニキュアは歯医者でしか落とすことが出来ません。

マニキュアを落とす際、歯のエナメル質への負担が大きいので、現在では歯のマニキュアはあまりオススメされません。

歯のマニキュアは思っている程よくない

歯医者で行うホワイトニングは、施術前にもきちんとした処置をして行うため、歯を確実に白くすることが出来ます。

しかし歯のマニキュアは、歯の処置もせずそのまま塗るだけなので問題点やリスクもあります。

ムラができやすい

歯のマニキュアの最大の特徴は、仕上がりに差が出来てしまうことです。

やる人の技術、器用さにかかってきますので、日ごろマニキュアなどを塗り慣れていない男性などは注意して塗らなければ色ムラが出来てしまいます。

また、器用な人でも自分の歯にマニキュアを塗るというのは相当な技術が必要になるので、慣れるまでは仕上がりに色ムラが出来てしまいます。

私たちの歯は全部同じ色ではないため、どこに基準を合わせるのかでも仕上がりは違ってきます。

同じように、歯医者でマニキュアをしてもらう場合も担当者の技量で仕上がりが変わってきます。

ネイリストさんでもそうですが、上手な人とそうでない人がいるので、歯のマニキュアもそれは同じなのです。

歯垢が溜まりやすくなる

歯医者でする歯のマニキュアは歯医者でしか落とすことが出来ませんが、市販の歯のマニキュアは歯磨きで落とすことが出来ます。

しかし、どうしても完璧に落とせるわけではなく、落とし残しの部分は着色汚れとして残ったり、その部分に歯垢が溜まりやすくなったりします。

結構丁寧に磨いたつもりでも、歯と歯茎の境目などには磨き残しの部分が出来てしまいます。

特に歯並びが悪い人の場合は磨き残しの部分が出来がちなので、その部分が変色するリスクが高いです。

歯を綺麗に見せるためのマニキュアをしたのに、かえって変色して汚くなったということにもなりかねないので注意が必要です。

奥歯など塗るのが難しい

歯のマニキュアは口の中に塗っていくので、とても難しいのです。

口を開けたときに見える数本だけを塗ろうとしても、結構難易度が高いです。

奥歯などは歯も小さく塗りにくいため、無理に塗ろうとすると歯茎についてしまう恐れもあります。

歯のマニキュアは歯の表面にしか塗ることが出来ないので、噛み合わせの面や、歯の間には塗れません。

歯が綺麗になるわけではない

歯のマニキュアは、自分の歯の上に塗料を塗って白く見せるものなので、本来の歯そのものが綺麗になるわけではありません。

また、マニキュアで塗った白さは自然な白さではなく、のっぺりとした白さになってしまうため、自然の歯の白さに近付くわけではないのです。

遠くから見たときはわかりませんが、近くで見ると不自然な白さに感じてしまう可能性があります。

歯のマニキュアはただの偽りに過ぎない

歯のマニキュアは、あくまでも応急処置と考えてください。

成人式、卒業式、入社式、などイベントの日に合わせて歯を白くしたい、など1日だけ歯の白さを持続させたい人は歯のマニキュアでも良いかもしれません。

しかし歯のマニキュアには持続力もないため、すぐに落ちてしまいます。

特に自分で塗ったマニキュアは、塗ったすぐ後の食事でとれてしまうこともあります。

歯のマニキュアはただの偽りの白さなのです。

歯のマニキュアの下には歯石がぎっしり!

歯のマニキュアでは、根本的処置をしないままマニキュアを塗布するので、その下にある本来の歯は歯石がぎっしりだったりします。

また歯の裏面にはマニキュアを塗らないため、歯の裏面は歯石がぎっしりということもあります。

歯の白さを継続したい人や、歯全体を本当に白くしたいという人は、歯に付いたステインをきちんと除去したり、付着した歯石を取るなどの適切な処置をする方が白い歯への早道なのです。

歯のマニキュアは口臭対策にはならない

歯にマニキュアをしたいということは、歯の着色で悩んでいるということです。

歯の着色は、ヤニ、ステイン、歯石での黄ばみなど、どれも口臭の原因になっています。

その上から歯のマニキュアを塗って一時的な処置をしたとしても、口臭の改善にはなりません。

むしろ、マニキュアが落ちたときの落としムラに歯垢が付着して、新たな歯石を生み出し、口臭の原因が増えてしまいます。

最近では、歯医者でも歯のマニキュアを勧めるところは少なくなりました。

歯を白くしたいと思う人は、付け焼刃のマニキュアではなく、根本的処置をして本物の美しい歯を目指しましょう。